Mozilla Foundation

Thunderbird

対応OS:Windows 98/Me/NT4.0/2000/XP、Linux、MacOS X

 「Thunderbird」は、迷惑メールに悩むユーザーや保存しているメールの山から目的のメールを探し出すのに苦労しているユーザーなど、常時接続時代を想定して開発したメールソフト。開発したのは、Internet Explorerに対抗するWebブラウザー「Firefox」を開発した米Mozilla Foundation(米モジラ財団)。Firefoxと同様、Thunderbirdはオープンソースとして開発されており、ユーザーは無料で利用できる。Windows版、MacOS X版、Linux版があり、Win98/Meなど古いOSにも対応している。ライバルソフトはOutlook Express(OE)だ。

 Thunderbirdを使うには、同財団のWebサイトからソフトをダウンロードしてインストールする。Thunderbirdを初めて起動すると、「設定移行ウィザード」が表示され、今まで利用していたメールソフトの設定を簡単に移行できる。移行できるのはOEやOutlook、Netscape6、7などだ。

迷惑メールを自動学習

 メイン画面はOEとあまり変わらない。標準では画面左に「フォルダ」が右側には「メッセージペイン」と呼ぶ受信したメールを表示する欄がある。

 機能はOEと大きく異なる。その一つが「学習型迷惑メールフィルタ」機能だ。これは受信したメールをThunderbirdが迷惑メールかどうかを自動で判断して、処理してくれる機能だ。

 使い始めは、自分で迷惑メールを一つひとつ指定する必要があるが、徐々に自動的に判断できるようになる。処理の方法は削除や、別フォルダーに移動させるなどユーザーが指定できる。

 実際に使ってみると、海外からの迷惑メールは9割以上判断できるようになった。しかし、日本語の迷惑メールに関しては確度は今一つ。それでも毎日のように迷惑メールを受け取っているユーザーにとっては手間をかけずに余計なメールを削除できるのはありがたい。もちろん、振り分け機能などを併用することも可能だ。

●迷惑メールは学習して自動削除
迷惑メールと認識させるには、メールを選択した状態でツールバーの「迷惑メール」ボタンを押す 自動的に迷惑メールを判別させることも可能。「ツール」メニューから「迷惑メールフィルタを実行」を選択する

 Thunderbirdは、OEより後から開発されていることもあり、迷惑メール削除機能以外にも使いやすくなっている点が多い。例えば検索や振り分けの設定だ。検索機能では、OEが「送信者」や「宛先」「件名」「メッセージ」など検索キーが8つだが、Thunderbirdではそれらに加え、「送信日」や「○日以内」など13項目を検索キーに設定できる。さらにこれらの条件を「含まない」ような設定も可能だ。

●OEよりも柔軟に設定できる検索機能
Thunderbird Outlook Express 6
メールを探す場合に、Outlook Expressよりも項目を細かく設定できる。「3日以内に受信したメッセージ」という設定も可能

 メールを振り分ける条件の設定項目も検索条件と基本的に同じメニュー構造で分かりやすい。初心者であっても設定はそれほど難しくない。上級者ならOEよりも細かく自分の思い通りに振り分けの条件を指定できる。

●初心者にも分かりやすい振り分け機能
Thunderbird Outlook Express 6
検索同様、振り分けも項目を細かく設定できるのが特徴。項目に従って設定していけば、初心者でも簡単に振り分け条件を指定できる

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