エッジ :http://clonedvd.jp/
CloneDVD 価格/1万2800円
ライティング機能あり
メニュー保持コピー機能あり
指定タイトル抽出コピー機能あり
指定チャプター抽出コピー機能なし
ディスク分割機能なし
出力できるビデオ形式DVD-Video

インタービデオジャパン :http://www.intervideo.co.jp/
DVD Copy Platinum 価格/9980円
ライティング機能あり
メニュー保持コピー機能あり
指定タイトル抽出コピー機能あり
指定チャプター抽出コピー機能あり
ディスク分割機能あり
出力できるビデオ形式DVD-Video、VCD、SVCD、DivX

ホロン :http://www.holonsoft.co.jp/
Pandora DVD Pro 価格/1万2800円
ライティング機能ライティングソフト同梱
メニュー保持コピー機能あり
指定タイトル抽出コピー機能あり
指定チャプター抽出コピー機能なし
ディスク分割機能なし
出力できるビデオ形式DVD-Video

 記録型DVDドライブの普及に伴い、様々なDVD関連ツールが登場している。このところ注目度が高いのが「DVDコピーソフト」と呼ばれるもの。大容量の動画データを分割、圧縮してDVDメディアにコピーできるソフトだ。中でも最近評判の高いのが「トランスコード圧縮」機能を持つ製品。ここでは、トランスコード圧縮できる3製品「CloneDVD」「DVD Copy Platinum」「Pandora DVD Pro」を選び、画質や使用感を比較した。

●映像データの間引き「トランスコード圧縮」

 トランスコード圧縮とは、DVD-Videoのメニュー構造を維持したまま、動画データだけを圧縮する機能。これまでのDVDコピーソフトは、DVD-Video形式のファイルから映像データだけを抜き出して、ビットレートの低いMPEG-2形式やDivX形式に再エンコードしたり、記録メディアの容量に合わせてファイルを分割するタイプが主流だった。しかし、それではDVD-Video形式が本来備えている、タイトルメニューやチャプターなどの情報は取り出せない。データコピー後に、新たに作り直す必要があった。

●MPEGデータの情報予測の原理
MPEGデータに含まれるピクチャーのうち、IピクチャーとPピクチャーは画像の生成に必要な情報。Bピクチャーはその前後の情報を基に、動きを予測するための情報。処理能力の低いデコーダーが、高画質でスムーズな映像を作ろうとした場合、Bピクチャーが必要となる。

 トランスコード圧縮について、もう少し詳しく説明しておこう。

 DVD-Videoでは、動画にMPEG-2形式のファイルを使う。MPEG-2ファイルは、GOP(Group of pictures)と呼ばれるデータの集まりをつなげた構造になっている。GOPは、静止画に近い情報の「Iピクチャー」、Iピクチャーを参照して動きを予測した情報の「Pピクチャー」、前後のIピクチャーとPピクチャーを参照して動きを予測した情報の「Bピクチャー」の3種類の映像データからなり、これを規則的に並べて構成する。映像を作るのに必要なのはIピクチャーとPピクチャーで、Bピクチャーは画質を高めるために動きの前後を先読みする情報だ(146ページ上図)。最近のPCのように処理速度が速ければ、先読みしなくても十分高画質に再生が出来る。ならば、Bピクチャーを削ってムービーを圧縮しようというのがトランスコード圧縮技術なのだ。

 トランスコード圧縮を使うと、MPEG-2ファイルをほぼ半分の容量にできる。これは、GOPデータのうちBピクチャーの容量がその半分を占めるためで、すべてのBピクチャーを削れば容量は半分になる計算だ。

●再エンコードしないで動画を圧縮する仕組み
1GOPに含まれる一般的なピクチャー配列。映像の生成に必要なIピクチャーと、Pピクチャーはそのままに、Bピクチャーの情報を削除する。Bピクチャー自体はデータのない情報として残るため、MPEGの構造は壊れない。

●圧縮後の画質の比較では「色」と「線」の境が決めて

 トランスコード圧縮の特徴は「高画質」なこと。しかし、元動画そのままのクオリティーというわけではない。そこで動画をトランスコード圧縮して、画質にどの程度の違いが出るか比較した。ソースは約8GBのDVD-Video形式のファイルを使った。これがDVDメディア1枚に収まるよう、約4.3GBに圧縮した。