アイ・オー・データ機器

USL-5P

実売価格:1万4800円

発売日:2004年11月10日

このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・手持ちのUSBハードディスクが使える
・デジカメデータのコピーもPCレスでOK
・ネットワークメディアプレーヤーと連携可能
・コレガ CG-NSADP
・ロボス LB-SS01TXU

 アイ・オー・データ機器から発売された「USL-5P」は、USB接続の外付けハードディスクやUSBメモリーを、ネットワーク上で共有できるようにするユニークな製品である。一般的なハードディスクが、市販のネットワーク対応ハードディスク(NAS)と同じように使えるわけだ。

文庫本と変わらないコンパクトサイズが魅力

 Windowsの場合、パソコンに接続したハードディスクに共有設定をしておけば、ネットワーク上にあるほかのパソコンからアクセスできるようになる。しかし、接続したパソコンの電源をずっと入れておかなければならないのがデメリット。その点USL-5Pを使えば、パソコンの電源を入れておかなくても、いつでも目的のハードディスクにアクセス可能となるのだ。

USB端子は背面の4基に加え、前面に1基搭載。付属のスタンドを使用しての縦置きに加え、横置きでの使用も可能だ

 USL-5Pは、ちょと厚めの文庫本といったサイズで、デスクまわりに置いてもじゃまにならないほどコンパクト。本体前面には、各種操作ボタンのほかにUSB2.0端子が1基備わり、背面には4基のUSB2.0端子とイーサネット端子、リセットスイッチなどを装備している。

 USL-5Pに接続できるハードディスクは、USB接続タイプのモデルならほとんど大丈夫。ポータブルタイプで見られるパスパワー駆動のドライブも、ほぼ1台に限られるが(全ポート合計で最大1000mAまで)接続可能だ。

ネットワーク化に対応するのは、USB接続のハードディスクやUSBメモリーで、最大5基まで同時に接続できる。残念ながら、光学式ドライブは対象外となる

 USL-5Pを使用するにあたって、難しい知識はほとんど必要ない。特に、自動でIPアドレスを割り振るDHCP対応のブロードバンドルーターを使用している環境であれば、本製品をルーターの空いているポートへ接続し、USL-5PのUSB端子へ今まで使っていたUSBハードディスクを接続するだけでよい。しかも、OSがWindows XPであれば、ドライバーをインストールする必要もない。付属のセットアップガイドも図解入りでわかりやすく、こうした作業を初めて行う人でも、10分もあればセットアップは完了するだろう。

USB接続のハードディスクを接続すれば、ネットワークからアクセスできるようになる。バスパワー対応のポータブル式ドライブならば、USBケーブルを1本つなぐだけでOK 前面にもUSB端子が1基用意される。ここにマスストレージ対応のデジカメやUSBメモリーなどを接続すれば、データをPCレスでほかのハードディスクにコピーできる

 ハードディスクを接続したら、パソコン側でスタートメニューの「検索」から「コンピューターまたは人」を選び、「ネットワーク上のコンピュータ」で「USL-5P」と入力すれば本製品を確認できる。さらに、これをダブルクリックすれば、USL-5Pに接続してあるハードディスクが「usbdisk1」「usbdisk2」というように表示され、アクセスできるようになる。また、アイコン上で右クリックして「ネットワークドライブの割り当て」を実行し、ネットワークドライブ名を割り当てれば、マイコンピュータにこのドライブが常時表示される。

スタートメニューから検索画面を開いてUSL-5Pを検索し、「usbdisk」を右クリックしてネットワークドライブとして割り当てる マイコンピュータを開くと、ネットワークドライブとして割り当てたドライブが表示される。普通のハードディスク感覚で扱える

 ここで注意したいのが、接続するハードディスクのフォーマットだ。USL-5Pで利用できるフォーマットは、一般的なFAT32とNTFSに加え、USL-5P専用フォーマットの3種類だが、残念ながらそれぞれに制限がある。

 たとえば、Windows XPで一般的に利用されるNTFSフォーマットの場合は読み込み専用となり、USL-5P経由ではファイルの書き込みや削除ができない。FAT32フォーマットでは読み書きが可能だが、書き込み可能なファイルサイズは1ファイル最大2GBまでで、しかも1台のドライブに対して同時に接続できるパソコンは3台まで、という制限が加わる。

 こうした制限が気に入らないならば、専用フォーマットでドライブをフォーマットし直すという手段もあるが、記録していたファイルを一度別のハードディスクに退避するなどの作業が必要となるので、やや面倒な作業が必要となる。さらに、USL-5P専用フォーマットのため、USBで直接パソコンと接続しても内容は読み出せない。「USL-5P経由でしか使わない」と決めた場合以外は、FAT32形式で利用したほうがよいだろう。

自動バックアップなど充実した機能が魅力

 さて、ここまでは共有ドライブの構築方法について述べてたが、USL-5Pの詳細機能についても触れておこう。設定はすべてWebブラウザーで行え、アドレス欄に「http://usl-5p/」と入力すれば設定画面へアクセスできる。

アクセス管理の設定画面。各USB端子に対して、任意で登録したユーザーやグループに対してのアクセス権設定が可能だ バックアップ設定画面。バックアップ機能の有無のほか、曜日や時間の設定、バックアップ先ディスクの指定などが行える

 アクセス制限の項目では、USL-5Pに接続したハードディスクに対して、どのパソコンからアクセスできるようにするかを設定できる。5つのUSB端子それぞれごとに個別設定できるので、任意のドライブをネットワーク上から隠すことも可能だ。SOHOやオフィスなどで重宝する機能といえる。

NEXT デジカメやネットワークプレーヤーとの連携も!