セイコーエプソン

カラリオ PM-A900

実売価格:4万9800円(税込み)

発売日:10月22日

このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・単機能機の上位モデルと同じ印刷性能
・美しい2.5型のPhto Fine液晶を装備
・CD-R印刷機能や前面給紙機構を搭載
・インクカートリッジが前面から交換できる
・セイコーエプソン PM-A870
・キヤノン PIXUS MP900
・日本ヒューレット・パッカード HP Photosmart 2710

 セイコーエプソンの「PM-A900」はプリンター、スキャナー、コピーの3つの機能を備えた複合機の最上位モデルだ。最大5760×1440dpiという高解像度プリンターに、48ビット入出力(3200×6400dpi)のCCDスキャナーを搭載するなど、それぞれの単体製品の上位モデルにも見劣りしない性能を盛り込みながら、それを感じさせない優れた操作性が特徴だ。複合機に力を入れているセイコーエプソンだけに、今回のモデルチェンジは注目度が高い。

使い勝手を大きく向上しファミリーユースに最適

 基本的な本体デザインはベストセラーとなった従来モデル「PM-A850」を踏襲しながら、直線を多用したものに変更され、よりシャープな印象になった。サイズも、465(W)×265(H)×439(D)mmから、450(W)×236(H)×418(D)mmへと、わずかながら小さくなっている。

複合機だけに本体はやや大柄だが、設置面積は単機能機とそれほど変わらない。ただし背が高いので、テーブルの上などの高い場所に置いた際は、オートシートフィーダーにアクセスするのがやや大変

 操作ボタンのレイアウトも大きく見直され、機械が苦手な人でも迷うことなく操作できるはずだ。特に、写真の選択時に多用する十字キーが、PM-A850の一体型から独立タイプになったため、操作ミスも少なくなるはずだ。また、各ボタンの素材もゴムからプラスチックに変更され、押した際にカチッとしたクリック感があるものになっている。

2.5型ながら512×384ドットと高精細なPhoto Fine液晶が目を引く操作パネル。PM-A850と比べてボタンレイアウトが一新されたほか、ボタンの素材やクリック感も改善されている

 前面の液晶モニターが、より高精細なものへと変更されているのも大きな改良ポイントの1つ。サイズ自体は2.5型のまま変わらないものの、同社のデジカメ「L-500」と同じ高精細液晶「Photo Fine液晶」を採用したのがポイント。PM-A850と比べて約4倍もの解像度を持っているので、1画面に数枚の写真を表示するマルチ表示でも写真がはっきりとわかる。写真の選択が容易に行えるばかりでなく、写真選びがより楽しくなるはずだ。メモリーカードを挿した状態なら、自分の写真をスクリーンセーバーにすることもできる。

 操作部以外で大きく変更になった点は、用紙の前面給紙が行えるようになったことだ。利用できるのはA4サイズの普通紙のみだが、単にコピーを取ったりテキストなどの簡単な文書を印刷する際は便利に使える。何より用紙をセットする際に、いちいち奥をのぞきこまなくてすむのはありがたい。普通のプリンターならばそれほど不便に感じないが、背の高い複合機では不自由さを感じてしまうことがあるからだ。

新たに前面に給紙カセットを用意し、使いやすさを高めている。残念ながら、対応しているのがA4サイズの普通紙のみに限定されるが、背面のオートシートフィーダーとうまく使い分けられるのが便利だ インクカートリッジはヘッドの部分ではなく、フロント左右に設けられた専用スロットに格納する仕組み。インクの交換時に重たいスキャナー部を持ち上げる必要がないので、操作性が大幅に向上している

 このほか、インクの装着部分が本体前面に移動した点も見逃せない。PM-A850では、重たいスキャナーユニットごと上に持ち上げてインク交換をしなければならなかったため、かなり不便を感じていた。しかし、今回は前面のカバーを開ければすぐそこにインクタンクがあるので、女性や子どもでも安心してインクを交換できる。こうしたうれしい改良は高く評価したい。

パソコンの必要性を感じない充実したプリント機能

 では実際の操作として、メモリーカードのプリントから見ていこう。本体前面には、コンパクトフラッシュ、SDメモリーカード/メモリースティック、xDピクチャーカード/スマートメディアの計5種類に対応したカードスロットを装備。

NEXT CDのレーベル面をボタン1つでコピーできる機能に注目!