オリンパスイメージング

E-300

実売価格:9万9800円(レンズセット、税込み)

発売日:2004年12月3日

このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・レンズセットで10万円を切る低価格
・ペンタ部の出っ張りがなく収納がラク
・撮像素子へのゴミの付着を防ぐ機構
・ペンタックス *ist DS
・ニコン D70
・キヤノン EOS Kiss デジタル

 メーカーの垣根を越えた共通のイメージセンサーサイズとレンズマウント規格を提唱するフォーサーズシステムをいち早く採用したオリンパスから、第2弾となるデジタル一眼レフカメラ「E-300」が発売された。先だって発売された「E-1」は、防滴・防塵性能に注力したプロ仕様モデルという位置付けだったが、本機は本体サイズとコストを極力抑えた入門機である。

独自の機構でペンタ部の出っ張りを排除

 このE-300、正面からのデザインは一眼レフには見えず、どちらかというとハイエンドコンパクトデジカメに見えてしまうかもしれない。その理由はただ1つ、ペンタ部と呼ばれる中央上部の出っ張りがないためだ。一般的な一眼レフカメラは、レンズから入ってきた光をミラーで上に屈折させ、ペンタプリズム(もしくはミラー)を通じてファインダーで像が見られるようになっている。

フォーサーズシステム第2弾となるデジタル一眼レフ「E-300」。35mm判換算で28〜90mのズームレンズが付属しながら10万円以下という価格を実現したことだけでなく、ペンタ部の出っ張りがない独特なデザインに驚かされる。ストロボはレンズによるケラレを防ぐため、大きくポップアップする仕組みを採用

背面のボタンレイアウトはきわめてオーソドックスで、同社の「C-8080 Wide Zoom」などによく似ている。液晶モニターは1.8型と大きくはないが、撮影時はここに絞りやシャッタースピードなどの情報が表示されるのが注目

 ところがE-300では、サイドスイングクイックリターンミラーと呼ばれる独自の機構を採用しているのが特徴。カメラに向かって右にミラーが跳ね上がる構造になっており、そこから3枚のミラーを介してファインダーへ像を導く仕組みだ。ミラーを使っていると、ファインダー像が見にくくなると思われるかもしれないが、クリアで見やすいうえに像の大きさも不満はなかった。ファインダー内部の右側に表示されるシャッタースピードなどのデータがやや見づらい印象だったが、さほど問題にはならないだろう。

フォーサーズマウントを採用しているため、E-1とレンズを共用できるのが魅力。ミラーは上ではなく向かって右を向いており、この部分に内蔵されたミラーを経てファインダーへと導かれる仕組みだ メモリーカードはコンパクトフラッシュで、マイクロドライブも利用できる。E-1とは異なり防水処理は施されておらず、雨天やスキー場での使用は控えた方がよさそうだ

 大きさは、ハイエンドコンパクト機を2まわりほど大きくした感じ。デジタル一眼レフながらコンパクトに仕上げられているペンタックスの「*ist DS」と比べると、幅の長さが印象的だ。横長で四角いE-300に対して、カドが取れてコロコロした*ist DS、といった感じだろうか。出っ張りが少ないだけに、レンズを外した状態ならばカメラバッグのレンズ収納部に縦に入れられる。重さも580gと軽く、交換レンズをたくさん持っていても苦にならないだろう。

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