松下電器産業

LUMIX DMC-FZ8

実売価格:4万7800円

発売日:2007年2月9日


このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・液晶モニターとEVFの表示を精細化
・ボタン操作でマクロモードに入れるように改良
・このジャンルでは小型で軽量なボディー
・キヤノン PowerShot S3 IS
・ソニー Cyber-shot DSC-H7
・ニコン COOLPIX S10
・オリンパスイメージング CAMEDIA SP-550UZ

 松下電器産業の「LUMIX DMC-FZ8」は、LUMIXシリーズで定評のある高倍率ズーム機の最新機種だ。LUMIXシリーズでは、高性能&多機能モデル「LUMIX DMC-FZ50」も存在するが、それよりも小型・軽量で低価格なことを特徴とする。


新たに動き認識によるISO感度自動変更機能を搭載

 旧モデル「DMC-FZ7」と同様に、本機は光学12倍ズームレンズを搭載しており、35mm判換算で約36mm〜432mm相当の画角をサポートする。広角側ではF2.8、望遠端でもF3.3と明るいレンズなのもこれまで通りだ。広角側の焦点距離は一般的なコンパクトデジカメとさほど変わりないが、望遠側にとても強い性格のカメラである。

光学12倍ズームレンズを搭載する高倍率ズーム機としては、小型・軽量なボディーの「DMC-FZ8」。2006年2月登場の「DMC-FZ7」とボディー形状はほとんど同じだが、撮像素子の高画素化や高感度撮影機能の充実、液晶モニターや液晶ビューファインダーの高精細化などが図られた

 このような高倍率ズームモデルでは、特に手ぶれが心配になる。本機の場合は、望遠端が432mm相当にもなるため、手ぶれする確率も高くなる。そこで、LUMIXシリーズで定評のある光学式手ブレ補正機構(MEGA O.I.S.)や高感度撮影機能に加え、新たに動き認識機能(インテリジェントISO感度)を搭載したのがポイントだ。

 これは、カメラが被写体の動きを認識し、ISO感度を自動的に変更するという機能だ。単純にISO感度を上げればぶれを止めることはできるが、高感度になると画質は悪くなる。そこで、被写体が速く動いていると判断した場合に限ってISO感度を高く設定し、静止している場合はISO感度を低くして画質を優先する、というわけだ。

カメラ然としたデザインや大きなレンズなど、FZシリーズ伝統のスタイルは健在。操作ボタン類の数やレイアウトは変わらないが、モードダイヤルが大きく豪華なデザインになった。液晶モニターの精細さがアップしたのは大きい

 光学式手ぶれ補正は、撮影中は常に補正を行う「MODE 1」と、シャッターを押した瞬間のみ補正する「MODE 2」を用意し、シャッターボタンの近くに用意しているボタンで簡単に切り替えられる。MODE 2の方がバッテリーが少し長持ちするようだが、それもわずかな差だと思うので、フレーミングしやすいMODE 1に設定して撮影するのがよいだろう。

 このように、さまざまな手ぶれ対策を施しているわけだが、FZ8のボディーは小さすぎず大きすぎない感じでバランスがよく、しかもホールド感に優れたグリップのおかげでしっかり構えやすい。この優れたボディーデザインも、手ぶれを減らすのに大いに貢献しているのは間違いないだろう。

NEXT ボケを生かせる撮影は、高倍率ズーム機ならでは!