ノキア

SoftBank 705NK

実売価格:1万2720円

発売日:2007年1月19日

 ソフトバンクの「705NK」はフィンランドのノキア製。デザイン性の高さから世界中で人気の端末だ。デザイン目当てで買ってしまってももちろん構わないが、注目はその機能。カールツァイスレンズを搭載した300万画素カメラは文句なしのハイスペック。取り出して、カバーを開けてパシャパシャ撮ってブログなどにすぐにアップできる。

 705NKのもう1つの魅力は、パソコンとの連携を重視した「スマートフォン」であるということ。スケジュールなどの連携機能が充実しており、ドキュメントビューワーも搭載している。USBメモリーのようにも利用できるので、ファイルのやり取りも簡単だ。そして、携帯電話向けのOS「Symbian OS」上で実装された「S60」というプラットフォームに対応しているため、PCとのデータ連携はもちろん、本体にアプリケーションをインストールしたり、自分でアプリケーションを作成することも可能だ。そんなスマートフォン705NKの魅力を見ていこう。


ストレート型の洗練されたデザイン

 705NKはストレート端末で、片手に収まるコンパクトな形状。重量は116gとそれほど軽くないが、見た目は小さい。ストレート端末の割には厚みが19mmと、折りたたみ端末並み。これはカールツアィスのレンズのためだろう。画面は2.4インチTFT液晶だ。

 赤外線通信とminiSDが使えるほか、USBでのマスストレージにも対応しているので、USBケーブルでパソコンに接続するだけでデータをやり取りできる。ただ、miniSDスロットのカバーは小さく、取り出しにくい。ACアダプターなど周辺機器は完全にノキア独自のものだ。特徴的なカメラ部分は、後でじっくり見ていくことにしよう。

キー周りは非常にコンパクト。ボタンはクリック感があり押しやすいが、十字キーは小さいスティックタイプで操作しづらく感じるかも知れない

端末右側面のキーはカメラ操作に特化。上下ボタンは音量調整などに使える 端末左側面は赤外線。画像、プロフィールなどの受け渡しにはまだまだ必要な機能だ

端末下部に独自の通信ポートとACアダプター、miniSDスロットを装備。miniSDは常に装着されていることを想定しているようで、開けにくく、取り出しにくく、カバーも不安を感じさせる作りで残念な仕様だ 端末上部にはスピーカーと電源スイッチを装備。電源は起動中に押すとモード切り替えができる

端末背面はカメラのカバーだけと、すっきりしたデザイン。バッテリーは下のポッチを押しながら下にスライドさせて取り出す


操作性はノキア独自、スマートフォンのため慣れが必要

 705NKを購入して一番戸惑うのは操作だろう。ノキア端末としては統一されているが、日本メーカーの端末とは挙動が違う部分が多くある。705NKはスマートフォン向けのOS「Symbian OS」上で実装されたプラットフォーム「S60」を採用している。そのため、携帯電話というよりもパソコンに近い操作になっている。このことを念頭に置くと少し使いやすくなるのではないだろうか。

 メインメニューを呼び出すとき、日本メーカーの端末の場合、十字キーの真ん中を押すことが多いが、S60端末の場合、専用のメニューボタンがある。これは、ある機能を起動中にいつでもメニューを呼び出してほかの機能を起動できるマルチタスクを実現している。起動中の機能を切り替えるには、メニューボタンを長押しする。「Cボタン」で終了することもできる。Cボタンはメールや画像の削除にも使える。

 また、日本メーカーの端末の場合、各機能から待ち受け画面に戻るときは「終話ボタン」を押す。実はこの際に、起動している機能を終了しているわけだが、705NKの場合、ただ待ち受け画面を表示するだけで機能は終了しない。そのため、メールを読み、Webを閲覧し、カメラで撮影し・・・などと色々な操作を行っているうちに、メモリーが減って、動作が不安定になってしまうことがある。待ち受け画面に戻るときは、右ソフトキーの「終了」を押して、一旦機能を終了するように習慣づけると良いだろう。

待ち受け画面では機能を呼び出すアイコンと最近の予定が表示される。アイコンはカスタマイズ可能 メインメニューは専用のボタンで呼び出す。ちょっと独特のメニュー構造をしているが、全て自分好みに移動することができる

タスクの切り替えはメニューボタンの長押しでできる。「C」ボタンで終了。メモリーの許す限りタスクを起動でき、対応機能に制限はない

 役立つ機能をいくつか紹介しよう。まず、マナーモード、ドライブモードへの切り替えは、電源ボタンを短押しすれば、各メニュー画面が出てくる。各項目の選択は、十字キーのほか、続けて短押ししていくか、長押しによっても可能だ。ストレート端末に必須の「キーガード」は、右ソフトキーを押した直後に「*」キーを押す。同様の方法で解除もできる。

 文字入力は予測変換を使っていれば、不自由することはほとんどない。ただし「切り取り」と「貼り付け」が少し特殊だ。メニューボタンの下の「鉛筆」ボタンを押しながらカーソルを移動すると範囲を選択、さらに、鉛筆ボタンを押すと、メニューが出てきて、切り取りや貼り付けができるようになっている。文字の種類も変えられる。

NEXT高速でかっこいい「ノキアブラウザ」の魅力