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松下電器産業 LUMIX DMC-LX2 実売価格:5万9800円 発売日:2006年8月25日 |
| このモデルの注目ポイント | ライバル機種はズバリこれ! |
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・ワイドタイプの有効1020万画素CCDを採用 ・16:9比率の2.8型ワイド液晶モニターを搭載 ・指の移動を抑えて操作できるジョイスティック |
・リコー GR DIGITAL ・キヤノン PowerShot G7 |
松下電器産業の「LUMIX DMC-LX2」(以下、LX2)は、画面の横縦比率をハイビジョンテレビと同様の16:9とした、ワイド画面が特徴の有効1020万画素モデルだ。有効840万画素だった「LUMIX DMC-LX1」の進化バージョン的なモデルである。
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| ■16:9サイズのCCDによるワイド撮影が可能 |
家庭用テレビがデジタルハイビジョン対応製品に置き換わるにつれ、ワイド比率の写真が撮影できるカメラも増えつつある。だが、このLX2がほかのカメラと決定的に違うのは、CCDそのものが横長のハイビジョン比率になっていることだ。基本的に、一般的なコンパクトデジタルカメラはCCDが4:3の比率なので、16:9モードでの撮影ではその上下をトリミングした形になり、実質的な画素数も減ってしまう。
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| ▲ 2005年8月発売の「DMC-LX1」の後継機として登場した「DMC-LX2」。高級感のあるクラシカルなイメージはそのままに、1000万画素超の撮像素子の搭載や液晶モニターのワイド化、撮像素子の変更などで大きく機能強化を果たした |
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| ▲ DMC-LX1は3:2比率の液晶モニターだったため、ワイド画面表示時は画面の上下がブラックアウトしてしまったが、DMC-LX2では晴れて16:9のワイド液晶モニターを搭載し、画面をフルに生かしたワイド表示が可能となった |
このLX2は、前述の通りワイドタイプのCCDを搭載しており、16:9での撮影時には画素数をフルに活かした1020万画素での記録が行える。かたや、4:3での記録だとCCDの左右をカットするため、850万画素相当での記録になってしまう。また、ライカの名を冠するズームレンズは、28〜112mm相当の広角重視型光学4倍ズームだが、これも16:9撮影時の実効画角であり、4:3や3:2撮影時は画角が若干狭くなる。
ボディーそのものは薄型なのだが、レンズ部が大きく張り出した設計になっている。前面から見た印象はLX1とそっくりだが、背面を見て気がつくのは、4:3比率だった液晶モニターもCCDに合わせて16:9のワイド型に変更されたことだ。2.8型の大きさを従来と同じサイズのボディーに搭載したため、4方向ボタンやジョイスティックの並ぶ操作部はボディ右端に追いやられている。そのため、指を置くスペースもかなり右上に寄せられており、ホールディングはかなり窮屈な印象だ。小型カメラだとはいっても、両手でしっかりホールディングする必要があるだろう。
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| ▲ ノーマルな仕様の兄弟モデル「DMC-FX07」(右)と比べてみると、DMC-LX2の本体は横長で高さもあるのが分かる。操作ボタン類のレイアウトは基本的に同じだが、LX2は指の移動を抑えながら4方向の操作が行えるジョイスティックを装備しているのが目を引く | |
使い勝手の面で見ると、全体に熟練者に向けた設計のように思える。といっても、初心者には敷居が高いとか難しいというわけではなく、メニューなどから選択するデジタル機器的な操作よりも、スイッチなどで直接操作する部分が多いということだ。
通常撮影とマクロ撮影の切り替えもスライドスイッチによる操作だし、画面の横縦比率「16:9」「3:2」「4:3」の切り替えもレンズ鏡銅部のスライドスイッチで行う仕組みだ。また、内蔵ストロボも自動ではなく手動ポップアップ式なので、思わぬ時に誤発光して周囲に迷惑をかけてしまう心配もない。
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| ▲ 薄型ボディーにクラシカルなデザインを採用する、リコーの「GR DIGITAL」(右)と比べてみた。大きさはGR DIGITALの方がひと回り大きいが、ホールド性の高さはGR DIGITALの方が大きく勝っている | ▲ 記録メディアはSDメモリーカードで、同時期に発表した各モデルと同様にSDHCにも対応する。バッテリーは小型のリチウムイオン充電池で、撮影枚数は約300枚と十分だ |
特徴的なのは、4方向ボタンの上部に装備されたジョイスティックで、9点のAFエリア変更やマニュアルフォーカスなどはこちらで操作する仕組みだ。また、本機はP/A/S/Mの基本露出モードをフル搭載しており、絞りやシャッター速度の調整などもこのスティックで行う。さらに、このスティックを長押しすることにより、撮影中に変えたいホワイトバランスやISO感度などのパラメーターがすぐに呼び出せる。メニューからの呼び出しが必要な機種と比べ、とても便利だと感じる。
ジョイスティックは、回転式のダイヤルとは違って速さなどのコントロールができないため、操作性は4方向ボタンとそれほど変わらないと感じるかもしれない。しかし、本機はグリップ部が小さく持ちにくいだけに、操作する方向ごとに親指を離して移動する必要がある4方向ボタンと比べ、より安心して操作できるというメリットがある。
ただし、ジョイスティックと4方向ボタンの2つの操作デバイスへの機能割り当ては、もうちょっと整理してほしいと感じた。例えば、マニュアルフォーカス時にピント合わせしたい部分を拡大表示できるのだが、この拡大エリアを上下左右に移動させようとした場合、筆者はとっさにジョイスティックを操作してしまうのだが、実際は4方向ボタンでの操作となっているので、思わず戸惑ってしまうのだ。
ピント合わせはなかなかの速度で、大きなストレスを感じることは少ない。ただし、ズームの望遠側では最短距離が1mと、LX1の1.2mに比べれば若干短くなったとはいえ、もう少し寄ってもピントが合うようにしてもらいたいところだ。もちろん、この問題はマクロモードに切り替えれば解消し、ピント合わせの速度が少々低下するかわりに、望遠側でもレンズ前約30cmまで撮影できるようになる。広角側であれば、マクロモードで約5cmまで近寄ることが可能だ。

















