アップルコンピュータ

2GHz MacBook(MA255J/A)

実売価格:15万9800円

発売日:2006年5月17日

このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・13万円台のエントリーモデルにもデュアルコアCPUのCore Duoを搭載
・人気のiBookのフルモデルチェンジ機
・Macで初めての光沢液晶を採用
・アップルコンピュータ 15.4インチ MacBook Pro
・アップルコンピュータ 12.1インチ iBook(店頭在庫限り)

 今や携帯音楽プレーヤー「iPod」の会社としての方が、社会的認知度が高いと思われるアップルコンピュータ。そんな同社の「Macintosh」シリーズ(以下、Mac)に、待望のノートブック新製品が登場した。それが今回紹介する「MacBook」だ。

 Macは2006年春よりCPUを、これまで採用してきたIBM製の「Power PC」シリーズから、インテル製に切り替えてきたが、CPUの変更とともに名称も基本設計も一新してきた。従来、ノートブックはパワーユーザー向けとしてアルミニウムボディーの「PowerBook」を17インチ、15インチ、12インチとそろえ、ライトユーザー向けに白のポリカーボネイトボディーの「iBook」を14.1インチと12.1インチでラインアップしてきた。PowerBookの17インチと15インチは、既に「MacBook Pro」としてリニューアルされているので、MacBookはiBookの進化型と考えるのが妥当だろう。


プロユーザーの趣向に合わせたブラックモデルを用意

 魅力的なスペックと価格だと思い、筆者も早速「2GHz MacBook(MA255J/A)」を購入した。2GHzのMacBookにはボディーカラーがホワイトとブラックの2つがあるのだが、ホワイトを選択。ブラックモデルは黒のポリカーボネイトボディーにつや消し塗装を施している。地の色そのものが黒いため、塗装がはがれてもそこだけ色が変わってしまう心配はないのだが、指紋がつくとその部分にテカリが生じてとても目立ってしまう。また、同様の塗装は長期間使うとこすれた部分だけ艶が出て、拭いてもきれいにならない経験があるのであえて避けた。

 また、ブラックモデルは同じCPUやメモリー、HDD構成にしてもホワイトモデルよりも1万円以上高い。値段が高い理由としては、12インチのPowerBookがなくなったことで、それを愛用していたプロユーザーの趣向に合わせるために、表面処理にこだわり抜いたからだという。詳しくは米アップルコンピュータの担当者インタビュー記事を見てもらいたい。

左がブラックモデル、右がホワイトモデル。ホワイトモデルの表面は光沢のある仕上がりなのに対し、ブラックモデルはマットな仕上がりになっている 上がホワイトモデル、下がブラックモデル。ブラックモデルはUSBポートやLANポートの中まで黒なのが分かる。このような細かい処理もブラックモデルが高い理由のひとつとされている

 筆者が利用していたアルミニウムボディーのPowerBookはとても傷に強く、2年以上の使用で海外や屋外ロケに何度も持ち出しても汚れが目立たなかったが、MacBookは購入日からちょっとした傷がとても目立った。iBookやiPodでも同様の悩みを訴える人が多かったが、この点は次期モデルでは考慮してもらいたいものだ。


1インチ強のスリムボディー

 iBookと比べると、ひとめ見て進化したと思わせるのがボディーの薄さ。折り畳んだ状態でたったの1インチ強(2.75cm)しかなく、これまでのiBookの液晶を除いた本体部分と変わらないほどだ。

 デザインと作りはとてもシンプルかつ精巧にできていて、価格相応以上の満足感を得られる。特に、パソコンの背面はライセンスナンバーや型番などの必要記載事項を明記したステッカーが無様に貼られているものだが、この部分も必要最小限のもののみを美しくデザインした書体でプリントするだけに抑えてある。PowerBookやiBookでは、はがれてしまいがちだった両面テープ貼りのゴム足も、きちんとボディーに埋め込んで容易には取れないような作りに改良されている。

上がMacBook、下が14.1インチiBook。iBookの厚さが3.42cmに対してMacBookは2.75cm。重ねてみると数字以上にスリムに見える PowerBookやiBookでは両面テープ貼りだったゴム足を、MacBookではしっかりとボディーに埋め込んで簡単に取れないようにした

 唯一、買ってから驚いたのはその重量。とてもスリムでシンプルなボディーなのに、持つとずしりと重いのだ。カタログ上での重さは約2.36kg。2kgを切るモデルが多いWindowsの薄型マシンに比べると、正直言って重すぎると言わざるを得ない。日本では特に電車通勤でも持ち運べるモバイルノートが求められているし、Macはカメラマンからの支持がとても高い。カメラ用機材と一緒に持ち運ぶのにふさわしい軽量のものもラインアップしてほしいものだ。

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