アップルコンピュータ

Boot Camp

入手方法:アップルのサイトから無償ダウンロード

リリース日:2006年4月5日

 前回は筆者自前の「MacBook Pro」で「Boot Camp」を使ったWindows XPのインストールと起動を試した。今回はその後日談と、Mac上で動くWindows XPを実際に使い込んでみたので、その様子を紹介しようと思う(前回記事はこちら)。

 今回は試用機として「iMac」の上位モデルとなるCore Duo 2GHz搭載の20インチモデルを使った(レビュー記事はこちら)。メモリーを1.5GB(標準は512MB)に増設してあるほかは、標準構成のマシンだ。また、後述する指定外のWindows XPインストールテストについてはMacBook Proも使っている。


「Boot Camp」自体は変わらず、ファームウェアが更新

 では、早速Boot Campの後日談から紹介していくことにしよう。Boot Camp自体はリリース以降全く変わっておらず、ベータ版のままで修正されたということもない。変わった点と言えば、iMac、Mac mini、MacBook Proのファームウエアが1.0から1.01へとアップデートされたことくらい。おそらくバグフィックスが目的だったのだろうが、ダウンロードページを見ても具体的な変更点は全く書かれていないので、詳細は不明だ。ただ、アップデートしている以上は“何か”があると考え、iMacのファームウエアも1.01にアップデートして使った。


MacでWindows XP Media Center Edition 2005は使えるのか?

 前回も述べたが、Boot Campを使ってWindows XPをインストールするためには、Windows XPのProfessionalかHome Editionのどちらかで、SP2が適用されているフルインストールCDが必要となる。もしアップグレード版のXPや、XPの派生OSを使うとどうなるのだろうか? 手元にWindows XP Media Center Edition 2005(以下、MCE)のフルインストールCDがあったので、早速検証してみることにした。

 インストール手順は前回紹介したものと全く同じだ。ファームウエアのアップデート後、Boot Campを起動し、Macintosh DriversCDを作成。終わったら、Windows XPのインストールCDを挿入して再起動する。あとはWindowsのインストールが自動的に始まる。MCEを使っても、インストール画面はWindows XPのProfessionalやHome Editionと何ら変わらず、段取りすら変わらない。ただし、1点だけ違いがある。それはMCEのインストールCDは2枚組になっているということ。当然、インストールには2枚のCDが必要となり、インストール作業中にCDの入れ替え作業が発生する。PCにMCEをインストールする分には、CDを入れ替えるだけの話なのだが、Boot Campを使ったインストールの場合、CDの入れ替えを指示されても入れ替えができない。

 これは前回のテストでも触れたが、キーボード上のイジェクトキーが作動せず、本体にもイジェクトボタンが付いていないので、中に入っているCDを取り出せないからだ。この1点だけで、MacにはMCEを「フル」インストールすることができない。

 敢えて「フル」とカッコ書きしたのは、インストール自体は続行できてしまうからだ。ディスクの入れ替えを指示するウインドウで、「キャンセル」をクリックすると、そのままインストールを続けられる。さらに、そのままインストールは完了するし、Windows XPも起動する。どうやら、ディスクの入れ替えをしなかったことで、“メディアセンター抜きのWindows XP”がインストールされたようだ。それならそれでいいじゃないか、ということで、ディスクをMacintosh DriversCDに入れ替えてドライバーのインストールをしようとしたが、途中で「このソフトはこのハードウエアをサポートしていない」というアラートが出て強制終了してしまう。つまり、Mac上では使い物にならないWindows XPがインストールされてしまったのだ。

問題のCD入れ替えを要求するアラート。MCEの場合はキャンセルしてもインストールは続くが、アップグレード版のXPではインストールが先に進まなくなる MCEインストール完了後。見た目は普通のWindows XPそのものだが、システムのプロパティを開くとMCEであることが分かる。上の写真は筆者のMacBook Proを使っているが、iMacでも結果は同じだった

MCE導入後にMacintosh DriversCDを使ってインストール作業を始めると左写真のアラートが表示されて作業が終了してしまう。せめて、ドライバーのインストールだけでもできれば、普通のXPとして動かすことも可能なのだが……

 アップグレード版のWindows XPのインストールも試したが、こちらも上手くいかなかった。アップグレード版の場合は、旧バージョンのWindowsインストールCDへの入れ替えを要求され、これをキャンセルするとインストールが先に進まなくなってしまう。ちなみに、Boot Camp使用のルールとしてSP2適用版が指定されているが、SP1適用のフルインストールCDだとどうなるのだろうか? 残念ながら筆者の家にはなくテストはしていないが、調べてみた限りではインストールできるものの、ドライバーのインストールでつまずく例が多いようだ。

NEXT iMacで3Dゲームを楽しんでみる