チップセットは、複数の半導体チップ(LSI)がセット(組)になったもの。パソコンではマザーボード上に搭載されている四角い2つの部品を指します(図上)。チップという言葉はセキュリティチップや無線通信用チップといったように、パソコンに限定せず一般的に使われますが、チップセットというとパソコン用の部品を指すことが多いようです。
| ●マザーボード上のチップセット |
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CPUが人間の脳に当たるとすると、チップセットはパソコンの各機能を実際に動かす手足に例えることができます。CPUはパソコンの各部品から入ってくる情報を処理するのに対し、チップセットは、パソコンにつながっている機器の動作を管理します。
実際にどの機能を管理するかは2つのチップセットで異なります(図下)。メモリーの読み書きや動画像の表示はCPUに近いチップ(ノースブリッジ)、ハードディスクの読み書き、オーディオ、LANなどはCPUから見て遠いチップ(サウスブリッジ)が担当しています。データを素早く頻繁に処理しなくてはならない機能は、CPUからの距離が近い方が効率的ですから、ノースブリッジ側に割り当てられているわけです。
| ●CPUへの距離が近いノースブリッジが頻繁に使う機能を管理する |
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CPUと同様に、チップセットの機能も年々新しくなっています。基本的には、より大容量のデータをより速く伝えられるようにする方向で、機能が強化されています。CPU、チップセットが共に大容量のデータを処理できるようになることで、パソコンのシステム全体としての性能が向上していくのです。
ただ、チップセットの名称から性能を判断するのは少し難しいかもしれません。CPUのように動作周波数を見れば性能の目安が分かるのならいいのですが、チップセットの場合はそうもいきません。
インテルではデスクトップ用のものだけで、2000年からの5年間に26種類ものチップセットを発売しました。基本的に製品名に付いた数字が大きくなるほど、新しく高性能といえるのですが、「チップセット名の数字やアルファベットに特定の規則はない」(インテル)そうです。確かに、2001年には「845」と、前年に発売された「850」より数字が小さいものが発売されましたし、2002年には他の製品の1ケタ代は5であるのに、1製品だけ8が付いた「848P」という製品もありました。
今後、チップセットにはマザーボード上を流れるデータを一部、暗号化してセキュリティを高める機能や、OSを複数動かせるようにするなど、より付加的な機能が加えられていく見込みです。CPU同様、パソコンの性能を大きく左右する部品として意識したいところです。









