結論から言うと、その状態で使い続けるのは危険です。早めに必要なデータをバックアップしましょう。
ハードディスク(HDD)の壊れ方にもいろいろあります。OSの一部で、データを管理する「ファイルシステム」が壊れるケースもあれば、物理的にHDD内部が壊れるケースもあります。ガリガリと異音がするのは、後者のケースで、通常はHDDの交換が必要になります。前者の場合は、OSをインストールし直して、データを戻せば使えます。
HDDが壊れる主な原因は、外部からの衝撃です。下の表のように、ノート向けのHDDは比較的頑丈ですが、デスクトップ向けのHDDはそうでもありません。2年前の製品で「225G」の衝撃に耐えられるよう設計されていますが、机の上にHDDを立てて置き、それを横に倒すだけで瞬間的には200Gを超える衝撃を受けます。やはり衝撃には弱いのです。
| ●ハードディスクの耐衝撃性能 | ||||
| 種類 | 年式 | 製品 | 動作時の衝撃 | 非動作時の衝撃 |
| デスクトップ向け3.5インチHDD | 最新 | Deskstar 180GXP 120GBモデル |
55G/2ミリ秒 | 350G/2ミリ秒 |
| 2年前の製品 | Deskstar 75GXP 60GBモデル |
55G/2ミリ秒 | 225G/2ミリ秒 | |
| ノート向け2.5インチHDD | 最新 | Travelstar 7K60 60GBモデル |
200G/2ミリ秒 | 1000G/1ミリ秒 |
| 2年前の製品 | Travelstar 20GN 20GBモデル |
175G/2ミリ秒 | 800G/1ミリ秒 | |
| ▲ デスクトップ向けの最新型3.5インチHDDは、非動作時で350Gの衝撃に耐える構造になっている。しかし、2年前の製品では225Gだ。例えば机の上にハードディスクを立てて置き、それを横に倒すと、瞬間的に200Gを超える衝撃が加わるという。ノート向けの2.5インチHDDは、そもそも持ち運んで使うことを前提に設計されているため、デスクトップ向けよりは頑丈だ | ||||
しかも、衝撃の影響は1〜2年経ってから現れる場合が多いそうです。身に覚えがなくても、パソコンの製造工程でそうした衝撃が加わっていれば、HDDが壊れる可能性があるわけです。
ただ、HDDは日々進化しています。下図のように、耐衝撃性能に優れる部品が採用されれば、HDDもより頑丈になるでしょう。
| ●動作時1000Gの衝撃に耐える |
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| ▲ TDKが開発した「HDD用耐衝撃サスペンションヘッド」。こうした部品がHDDに採用されれば、HDDの壊れる可能性が少なくなる。1年〜2年後には採用製品が登場するとみられる |


















