Windowsパソコンで組んだLAN上でファイルやプリンターなどを共有する際は通常、「ワークグループ」か「ドメイン」の設定をします。両者は基本的に共有パソコン(サーバー)やユーザーの管理の仕方などに違いがあり、LANの規模などによって使い分けます。

 まずワークグループとは、LAN上でファイル共有などをする場合に、他のパソコンを参照しやすいように設定するグループです。設定は簡単。例えばLAN端子を搭載しているWindows Meパソコンなら「マイ ネットワーク」を右クリックして「プロパティ」を開きます。そこで「識別情報」タブの画面にワークグループの名前を入力するだけです。LAN上の各パソコンに同じワークグループ名を設定しておけば「マイ ネットワーク」などで、それらのパソコンが同じグループとして表示されます。

 ただしワークグループで共有ファイルに誰がアクセスできるかを管理するには、共有設定をしたパソコンごとに設定する必要があります。例えばパスワードを設定すれば、他のパソコンから共有ファイルにアクセスする際にそのパスワードの入力が必要になります。

 しかし、共有パソコンの台数やユーザーの人数が増えてくると、それぞれでアクセスの管理をするのは非常に煩雑です。そこで、すべてのユーザーの権限や、ファイルサーバーなどに使う共有パソコンの登録を1カ所で集中管理するのがドメインです。このようにドメインの管理をするサーバーを「ドメインコントローラー」と呼びます。

 ユーザーは通常パソコンを起動して使い始めるときと同様に、ユーザー名とパスワードを入力してドメインにログインします。これで、共有ファイルなどにアクセスする際にいちいちパスワードなどを入力しなくて済みます。ちなみにドメインコントローラーには、Windows 2000 ServerといったサーバーOSがインストールされている必要があります。

●ドメインではユーザー権限などを一括管理
フォルダーを右クリックして「共有」を選び、「共有」タブの「ネットワーク上の共有とセキュリティ」にある項目を両方チェックする