プロキシーサーバーは、プロキシー(proxy:代理)という名前の通り、社内からのインターネットへのアクセスを代行するサーバーのことで、中・大規模な社内LANなどでよく使われます。LAN端子を最低2個備えており、一方を社内LAN側に、もう一方をインターネット側に接続して設置されるのが一般的です。

 Internet Explorerでプロキシーサーバーを使うには、下の図のような設定をするだけです。これによって、IEはアクセス先のWebサーバーのアドレスをプロキシーサーバーに渡すようになります。プロキシーサーバーはIEに代わって目的のサーバーにアクセスし、そのデータをIEに送信するのです。これらの作業は自動的に行われるので、ユーザーはプロキシーサーバーの存在を意識する必要はありません。

●Internet Explorerでのプロキシーサーバーの設定
メニューの「ツール」にある「インターネット オプション」を選び、「接続」タブにある「LANの設定」ボタンを押す。「LANにプロキシ サーバーを使用する」にチェックをつけて、アドレス欄にプロキシー サーバーのIPアドレスか名前を入力すればよい

 プロキシーサーバーを設置するメリットはいろいろあります。社内からのアクセスを代行するので、グローバルIPアドレス(インターネットで利用できるIPアドレス)を節約できます。外部からの不正侵入を防ぐために、社外から社内へのアクセスを禁止する機能も備えています。業務と関係のないWebサイトへのアクセスを禁止する設定も可能です。

●プロキシーサーバーの役割
プロキシーサーバーは社内から社外のWebサーバーへのアクセスを代行する。一度アクセスしたデータをキャッシュに蓄える機能もあるので、同じデータへのアクセスを高速化する機能もある。その他、社外から社内へのアクセスを防いだり、外部へのアクセスを記録する機能などもある

 通常、プロキシーサーバーには、データを蓄えるキャッシュも搭載されています。このおかげで一度アクセスしたWebサイトに再度アクセスした場合などでは、インターネットにはアクセスせず、すばやくデータを返すことが可能になります。

 プロキシーサーバーには、ユーザーがどんなWebサイトを見たのか、通信の記録(ログ)を取る機能もあります。ログを調べられると、自分のアクセス先がすべて分ってしまうので、会社などではプライベートでのインターネット利用は避けた方が無難です。