新しいiPhone 6s/6s Plusの注目ポイントは、NTTドコモやau、ソフトバンクで購入しても、それ以外のキャリア(携帯電話会社)のSIMや格安SIMを使える「SIMロック解除」に対応した初のiPhoneになるということだ。だがiPhone6s/6s PlusをSIMロック解除して利用する上では、これまで考慮する必要のなかったさまざまな点に注意する必要がある。

新たに投入される「iPhone 6s/6s Plus」は、SIMロック解除に対応した初のiPhoneとなる
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SIMロック解除できるとどうなる?

 iPhone 6s/6s Plusが各キャリアから発表されたことで、いよいよ新iPhone商戦が幕を開けた。今回のiPhone 6s/6s Plusは、3D Touchなど新機能や、新しいローズゴールドのカラーなどが注目されているが、特に日本において注目されるポイントはもう1つある。それはSIMロック解除に対応する初のiPhoneとなることだ。

 今年5月にSIMロック解除が義務化されたことで、5月以降に発売された端末は、原則としてSIMロック解除できることが義務付けられることとなった。そこで注目されたのが、日本で圧倒的な人気を誇りながらも、海外メーカー製であるiPhoneがSIMロック解除するかどうかということ。だが結果的には、NTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリア共に、iPhone 6s/6s PlusのSIMロック解除に対応することが明らかにされている。

 そうしたことからiPhone 6s/6s Plusは、キャリアと条件にもよるが、早ければ購入当日、少なくとも6カ月経過後はSIMロック解除できるようになる。なおSIMロック解除の条件や方法に関しては、詳しくは「ドコモは7月に変更! SIMロック解除、3キャリアの条件」を参照いただきたい。

国内の主要な周波数帯をほぼカバー

 SIMロック解除をすれば、SIMフリー版のiPhone 6s/6s Plus同様、購入したキャリア以外のSIM、例えば通信料金の安い格安SIMを挿入して通話や通信ができるようになる。

 だが、とりわけiPhoneのSIMロック解除が注目される理由は、対応する周波数帯の幅が非常に多く、国内の主要な周波数帯をほぼ全てカバーしていることにある。

 実際国内向けに投入されるiPhone 6s(A1688)とiPhone 6s Plus(A1687)は、日本でしか使われていない1.5GHz帯(LTEでいうところのバンド21)を除き、国内全ての帯域をカバー。さらにauが使用しているUQコミュニケーションズのWiMAX2+や、ソフトバンクが使用しているWireless City PlanningのAXGP(いずれもバンド41)にも対応しているのだ。

 また国内に投入されるiPhone 6s/6s Plusは、3Gの通信方式が異なるauにも対応したものとなっている。そのため国内で利用する限り、キャリアや周波数帯のことを考える必要なく使えることから、iPhoneのSIMロック解除が注目されている訳だ。

 しかしだからといって、iPhone 6s/6s PlusをSIMロック解除し、他のキャリアのSIMに差し替えて使うことがメリットばかりなのかといえば、必ずしもそうとは限らない。SIMロックしたiPhone 6s/6s Plusを用い、格安SIMをはじめとした他のSIMで利用する上では、いくつか注意すべき点もあることは覚えておきたい。