東海道新幹線のこだま号に乗り、車内から各駅の格安SIMの速度を調査した
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東海道新幹線の各駅で、格安SIMの速度を測ってみた

 大手キャリアより安い月額料金で、音声通話やデータ通信ができる格安SIMが人気だが、こうした格安SIMはNTTドコモやauといった大手携帯電話会社の通信網をそのまま使う。そのため最大通信速度や電波のつながりやすさは、大手キャリアと同じ。接続経路も、端末から無線基地局までは一緒だ。

 ただし、大手キャリアと格安SIMは、無線基地局からインターネットに接続するまでの経路が異なる。会社によってその部分の回線帯域の幅や設備能力が異なるので、各社で通信速度が異なるのだ。

 また格安SIMが大手携帯電話会社に回線を借りる際には、最大通信量が定められているが、その通信量は会社によって異なる。また格安SIMは、人が多く集まる場所や利用する人が多い時間帯は通信速度が低下しやすい。例えば平日の昼休みにあたる12時から13時には通信速度が大幅に下がる傾向が強い。

 一方で2015年春に東京・渋谷と大手町で格安SIMの通信速度を測ったところ、状況によっては、ドコモよりも格安SIMの方が速いこともあった。(「格安SIMの速度比較テスト【春】 ドコモより通信速度が速い格安SIMがあった」)。

 上記の記事は東京でのテストだったが、それでは東京から離れた場所での格安SIMの通信速度はどうなのか。そこで今回は、東海道新幹線のこだま号に乗り、新横浜駅から新大阪駅まで各駅での通信速度を測定してみた。

 今回、速度調査を実施にあたって用意した格安SIMは、知名度の高いものや定番のものを選んだ。「IIJmio」「NifMo」「楽天モバイル」「OCN モバイル ONE」の4種類だ。

 テストでは、SIMフリースマートフォンとして人気の高いエイスース(ASUSTek Computer)の「ZenFone 2」に格安SIMを挿してチェック。テストの条件をなるべく同じにするためZenFone 2を複数台用意し、ほぼ同じタイミングで速度を測定した。通信速度を計測するアプリは「RBB TODAY SPEED TEST」(イード)を利用し、3回計測した時の最高値を掲載している(ただし三河安城駅は時間の都合で2回しか測定していない)。なお、参考として、格安SIMのほかに比較対象としてNTTドコモ(iPhone 6)を用意し、その速度も測ってみた。

 また、ネットの通信相手が応答するまでの時間を表すPingも測定している。こちらは数字が低いほど速いことを表す。

テストで利用したエイスース(ASUSTek Computer)の「ZenFone 2」。バッテリーの持ちが良く、今回のテストでバッテリーは全然減らなかった
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