日産の世界戦略商用ワゴン「NV200(日本名:NV200バネット)」をベースに開発された「NV200タクシー」。すでに世界40カ国以上で活躍している
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 日産自動車は、多目的商用車「NV200バネット」をベースとしたタクシー専用モデル「NV200タクシー」を2015年6月下旬に発売した。これに合わせて東京タワーで行われた「NV200グローバル タクシー イン ジャパン出発式」には、新型モデルを導入した都内のタクシー各社が集まった。

テープカットには日産自動車の関係者だけでなく、「NV200タクシー」を使用するタクシー各社を代表して、日本交通の川鍋一朗社長(写真右)も参加
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出発式には「NV200タクシー」を導入した46社の社長が参加。新型モデルへの期待がうかがえた
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ユニバーサルデザイン仕様に加えタクシーとしての機能性、快適性を向上

 NV200タクシーは、日本のほかに欧州や中国などすでに世界40カ国以上で販売されている。特に米ニューヨークを象徴する、黄色に塗られたタクシーの「イエローキャブ」に採用された際には、大きな話題となった。

 日本では2010年12月から、ユニバーサルデザイン(UD)仕様の「NV200バネットタクシー」の販売を開始。スライド式スロープや乗降用の大型手すり、車いす後退防止ベルトなどを標準装備した、高齢者や車いす利用者まで誰でも安心して利用できるタクシーとして、全国で活用されている。

 今回の新型モデルは従来のUD仕様に加え、新たにタクシーとしての機能性と快適性を追求したもので、タクシー専用シートやパノラミックルーフなどを採用した、標準仕様をラインアップしているのが特徴。さらに従来からあるガソリンとLPGどちらの燃料でも走れるバイフューエル仕様については、LPGタンクの容量を大きく増やしている。

パノラミックルーフの採用で通常のタクシーとは違う景色が楽しめるようになった(※標準車にメーカーオプション/写真提供:日産自動車)
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LPGタンクはタクシー各社の要望に応え、73Lに拡大した。ユニバーサルデザイン仕様は、従来同様に45.5Lとなる(写真提供:日産自動車)
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左側面に設けられたLPG充填口。LPG仕様車は、ガソリン兼用のバイフューエル仕様となっており、通常のガソリンタンクも装備する(写真提供:日産自動車)
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