13年間で40代女性の二輪免許取得者数は普通が4.4倍、大型が5.7倍!

女性でも乗りやすい近年のオートバイ
近年のオートバイは大型クラスでも軽量コンパクトで取り回しやすいモデルが多い。また、人気のフルカウル(車体全体についている空気の抵抗を減らすためのカバー)を採用する250ccクラスのロードスポーツモデルは、かつてのレーサーレプリカのような神経質さはなく、乗りやすくて燃費にも優れている
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 このところオートバイ業界が元気だ。

 2000年代の終わりごろ、路上駐車の取り締まり強化や、排ガス規制にともなうラインアップの減少、リーマンショックなどの影響により、1980年代のピーク時に比べ日本国内のバイク市場は10分の1にまで縮小したといわれた。ところが2010年代に入り、各メーカーから低価格や低燃費といった現代のニーズをしっかり反映した、次世代新型車が登場すると状況は徐々に好転。排気量の小さい250cc以下のモデルを中心に、現在も好調を維持している。

 さて、そんな中で目を引くのが多くの女性ライダー……いや、多くの“カッコいい”女性ライダーの存在である。週末の高速道路を走っていると、きちんとしたライディングウェアをまとい、大型バイクや輸入バイク、オフロードバイクといったアクティブな車種でさっそうと走る女性をしばしば見かけるからだ。

 これまで女性が乗るバイクといえば、軽量で足つきが良く、扱いやすい250cc~400ccというのが定番であり、そういうモデルというのはおしなべて押し出しが弱く、個性に乏しかった。

 いまでは高性能でも扱いやすいマシンが増えたことに加え、輸入車ディーラーがきっちり整備されたことにより、車種の選択肢が大幅に増えている。二輪免許を取ったばかりの女性が1000cc以上のいわゆるリッターマシンや、ドゥカティやハーレー、BMWといった輸入バイクに乗っていることだって珍しいことではないのだ。このところの女性ライダーがカッコよく見えるのは、それぞれに“スタイル”があるからだろう。

 40代女性の二輪免許取得者数は2001年からの13年間で普通二輪で4.4倍、大型二輪で5.7倍と大幅に増えているという。クルマと違いバイクは純然たる趣味の乗り物。一部大人の女性たちの間では、バイクがファッションやアクティビティーを楽しむためのアイテムとして認知されていることがうかがえる。

ヤマハ「MT-09」
110馬力という高出力を誇る850ccのロードスポーツモデルだが、まるで400ccクラスのような軽量コンパクトな車体とスムーズな出力特性で女性にも扱いやすい。100万円を大きく下回る価格設定ということもあって、登場以来大人気となっている
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ドゥカティ「スクランブラー」
かつては限られたライダーだけが乗るというイメージだったイタリアンバイクの雄、ドゥカティ。現在ではディーラー網が整備されて買いやすくなった。写真の「スクランブラー」はスタイリッシュなルックスと足つきの良いコンパクトな車体を採用したニューモデル。アパレルや雑貨などを販売するコンセプトストアを原宿にオープンさせるなどの展開で女性ライダーから大きな支持を集めている
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カワサキ「ニンジャ250」
レーシーなルックスでありながら、2気筒エンジンを採用することでリーズナブルな価格と優れた経済性を実現したカワサキ「ニンジャ250」。2009年に新世代の250ccロードスポーツバイクとしてデビューするやいなや大ヒットとなり、国内マーケットが活況を取り戻す立役者となった。現在は各社からライバルモデルが登場し、火花を散らしている
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ハーレーダビッドソン「スポーツスター」
輸入バイクの代名詞、ハーレーダビッドソンは女性の間でも高い人気を誇る。写真の「スポーツスター(スーパーロー)」」はハーレーのラインアップでもとくに女性ユーザーが多いモデル。取り回しやすさと103万円からというハーレーにしては手に入れやすい価格設定が人気の理由だ
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