カップ焼きそば市場は「ペヤング効果」で拡大!?

 各社が勢力拡大を図った結果、カップ焼きそばの市場規模とブランド別シェアは、どう推移したのか。データを読み解くと、興味深い事実が見えてきた。

 ペヤングが販売を休止した昨年12月、消費者1000人当たりの販売額を示す千人当たり金額は、カップ焼きそば全体で約1480円。同10月の約1903円から2割以上落ち込んだ。それがペヤング不在にもかかわらず、今年3月には約2110円まで伸びた。

カップ焼きそばの販売額の推移。データは日経POS情報サービスによる「即席カップやきそば」カテゴリーの数値(月次、6月のみ週次)を利用
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 実際、「カップ焼きそば全般の販売が首都圏を中心に確実に伸びた」(東洋水産)という。「久しぶりにカップ焼きそばを食べる『休眠ユーザー』の特需もあった」(明星食品)ともみられている。つまり、ペヤングの販売休止によってカップ焼きそば全般が注目され、市場が活性化したのだ。

 だからといって、すべてのブランドが伸びたわけではない。10月のU.F.O.のシェアは約25.3%だったが、1月には20.6%に下落。販売額も10月から3割以上減った。続く一平ちゃんはシェアを12月にかけて19%に伸ばしたが、2月には17%に下がった。これら2ブランドのシェアが伸び悩んだのは、1月に即席麺全般が値上げされた影響と見ていい。