苔玉から苔テラリウムへ

 さらに苔そのものの人気にも、変化が起きている。ガラス容器などで作る「苔テラリウム」の人気が高まっているというのだ。

 2014年3月から苔テラリウム関連グッズを主に扱うネットショップ「道草」を運営する石河英作 代表によると、女性の間で苔人気が広まったきっかけは、『コケはともだち』(リトルモア)という本が2011年に出版されたことだという。「この本をきっかけに、苔にのめり込んでいく女子が増えたように感じる。前後して苔の観察会やイベントが増えていった」(石河氏)。

 このときの“第一次苔ブーム”は、身近にある苔を観察したり、市販の苔玉を部屋に飾ることが中心だった。しかし「昨年末ごろから、苔玉というよりも、苔自体をいろいろ楽しみたいという人が増えてきた。さらに最近はテラリウム人気との相乗効果で、“苔を自分で育てたい”と、苔テラリウムにハマる人が多くなっている」(石河氏)という。

苔テラリウム関連グッズを主に扱う「道草」のショッピングサイト。実店舗はなく、ネットやイベントでの販売と、園芸店や雑貨店への卸販売を行っている
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『コケはともだち』(藤井久子著・秋山弘之監修/リトルモア刊/1500円)。2011年に発行。苔女子ブームの火付け役になったといわれる本で、現在も売れ続けているという。初版3000部で、現在7刷、4万部
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