iPhoneやXperiaと性能を比べてみた

 まずは、各モデルのCPU性能とグラフィック性能について、ベンチマークアプリを使って比較した。参考として、iPhone 6とXperia Z3のベンチマーク結果も掲載している。

ZenFone 2 iPhone 6 Xperia Z3
メモリー4GB メモリー2GB
OS Android 5.0 iOS8 Android 4.4
CPU Atom
Z3580
2.33GHz
4コア
Atom
Z3580
1.83GHz
4コア
Apple
A8
1.4GHz
2コア
Snapdragon 801
2.5GHz
4コア
メモリー 4GB 2GB 1GB 3GB
CPU性能
(Geekbench 3)
2830 2296 2927 2684
グラフィック性能
(3DMark)
20261 18147 17424 18647
CPU性能の比較には「Geekbench 3」、グラフィック性能の比較には「3DMark」の「Ice Storm Unlimited」を利用した


 ZenFone 2の「メモリー4GB」モデルは、CPUとグラフィック性能ともにiPhone 6やXperia Z3といったハイエンドスマホとほぼ同等のスコアを記録した。グラフィック処理についてはやや上回っているといっていいだろう。一方で、下位の「メモリー2GB」モデルも上位の「メモリー4GB」モデルに対して約8割の性能があり、iPhone 6やXperia Z3と比べてもそこまで差はない。

 実際に「メモリー2GB」モデルと「メモリー4GB」モデルを並べて操作したところ、メニュー操作やアプリはどちらもサクサクと動作した。2台を並べて同時に操作すると、アプリのインストール時間が2〜3秒違うなど若干の差はある。だが、通常の利用ではほぼ気づかないレベルだ。もちろん少しでも処理性能が高いにこしたことはないが、コストパフォーマンス重視の人は、無理して上位の「メモリー4GB」モデルを選ぶ必要はないだろう。

Android向けの定番ベンチマークアプリAnTuTu Benchmark V5.7の結果も計測した。左が上位「4GBメモリー」モデル、右が下位「2GBメモリー」モデル。Xperia Z3では43271だったので、2014年秋冬のハイエンドスマホ並みの性能といえる
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 なお、現在2万〜3万円台で販売されている低価格SIMフリースマホはCPUに「Snapdragon 410」を採用しているが、CPUのテストに使ったGeekbench 3のスコアは1400前後で、ZenFone 2のスコア(2296以上)とは、かなりの差がある。1万円ほどの追加で処理性能の向上に加えて、5.5インチフルHD液晶や1300万画素カメラも追加できることを考えると、現在のSIMフリースマホのなかでZenFone 2の「メモリー2GB」モデルは、コストパフォーマンスがかなり高い選択肢といっていいだろう。