東京ビッグサイトで2015年6月18~21日に開催された「東京おもちゃショー2015」。前回に引き続き、注目商品から今年の玩具のトレンドを読み解く。

ちんちろりんがブレイク!?

 おもちゃショーで毎年、パズルやゲームを多数発表するビバリーのブースは、今年も面白そうなゲームが並んでいた。

 まずは「ちろ鈴」。要するに「ちんちろりん」だ。サイコロ3つとどんぶりが一つあればできるシンプルなゲームだが、今となっては知らない人も多いし、こういう形でルールブックや役が書かれたカード、チップなどがセットになっていると、取っつきやすくてよい。

 複雑なゲームをプレイしながら覚える「マスター」シリーズにも注目。特に難しい花札が簡単に遊べる「マスター花札」はすばらしい。ほかには、石庭の砂紋の部分をジグソーパズルで作ったあと、付属の天然石や苔マットを好きに配置して自分なりの石庭を造る「枯山水ジグソーパズル」が、ばかばかしくも美しかった。あと、とんでもなく難易度が高いジグソーパズル「地獄シリーズ」の新作「ゴキブリ地獄」「梅干し地獄」「迷彩地獄」も強烈だった。強烈すぎて、写真掲載は自粛する。

ビバリー「ちろ鈴」(1000円)。意外と知らないちんちろりんのルールが覚えられる
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ビバリー「マスター花札」(1200円)。札に役がずらりと書かれていて分かりやすい
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ビバリー「枯山水ジグソーパズル」(1800円)は8月7日発売
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 ドローンというか、ラジコンのヘリコプター系はとても多かったのだが、なかでもハピネットの「HOVERTECH BATTLE FX(仮称)」はドローン系玩具を意外な遊びに使っていて面白い。なんと、自動的にホバリングして高さをランダムに変えられるヘリコプター(というかホバーマシン)を、付属のブラスターで撃つというもの。撃つといってもスポンジ弾だし、当たったから何かが起こるというわけではない。ふわふわと飛ぶホバーマシンを撃って遊ぶだけだが、実際にランダムに動く標的を撃つというありそうでなかったゲームだ。動く標的を撃つのは本当に難しく、当たったときの爽快感はなかなかのもの。しかもホバーマシンは上下運動がメインなので、狭い部屋でも十分に遊べてしまう。

ハピネット「HOVERTECH BATTLE FX(仮称)」のビギナーズセット(予想実売価格3480円)、プロフェッショナルセット(5980円)は10月発売予定。このホバーマシンを撃つのだ
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これがブラスター。スポンジ弾を装着して撃つ
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 風当たりの強い銃関係の玩具だが、東京マルイの「特急ガン」はそういったイメージを変えようと作られた製品。至近距離で当たっても全く痛くない軟らかいゴム製の「ニューソフト弾」を使用、電車が銃の形に変形するデザインにし、家族で遊べる玩具としての銃を作ったという。エアガンメーカーとして業界を引っ張ってきた東京マルイならではの製品だろう。

東京マルイ「特急ガン」(近日発売・価格未定)。ガンタイプに変形させても、電車らしさを失わないデザイン
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 セガトイズの「爆音爆走エアゼロ」は見た目がちょっと懐かしいレース用自動車の玩具だが、その機能はなかなか興味深い。空気圧だけですごいスピードで走るのだ。自転車の空気入れを小さくしたのようなポンプで、クルマに空気を注入。ちょっとだけ押してやれば、一気に走り出す。そのスケールスピードは時速750キロだという。エコで爆走もできる、自動車の理想を形にしたような玩具だ。

セガトイズ「爆音爆走エアゼロ 爆走セット」(ポンプと車2台のセットで税込み2916円)は7月16日発売。このように空気を入れるだけで爆走準備完了
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中はほとんど空というシンプルな構造ながら、そのスピードはすさまじい(実際にも時速20キロくらい出ているそうだ)
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