梅雨時から秋口まで手放せない雨傘には、さまざまなストレスがつきものだ。傘とカバンを持つと両手がふさがって電車のつり革につかまることができない。買ったばかりなのにどこかに置くと置き忘れる。使わないときに壁に立てかけようとしてもすべってしまう。濡れた折り畳み傘を収納しようとしても、カバーが見当たらない…。

 こうした傘のちょっとしたイライラを、デザインで解決した商品が多く登場している。

置きやすくする「ステイ ブレラ」とカバーをなくさなくなる「カバー ブレラ」

 そのひとつが、使わないときの傘の置きにくさを、グリップ部分の形状を変えることで解消した「ステイ ブレラ(stay-brella)」だ。

 グリップ部分をYの字型にし、90度湾曲させて、自立できるようになり、壁に立てかけてもテーブルに引っ掛けても滑りにくくなっている。

nendo「ステイ ブレラ」。グリップ部分がY字型で90度にカーブしており、壁やテーブルに立てかけたときに安定する。価格は5800円
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全8色。グリップは、絶妙な長さと角度にするため試行をくりかえして探り当てた形だという。安定性がよく、逆さにすれば自立する
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 また「折り畳み傘のカバーをすぐに紛失してしまう」という悩みを解消するのが、カバーと傘を一体化したデザインの「カバー ブレラ(cover-brella)」だ。持ち手部分を開くと中から収納用カバーが出てきて、そのまま濡れた傘をすっぽりと覆える。

持ち手を活用した新発想のカバー一体型折りたたみ傘「カバー ブレラ」。価格は5800円。全8色。持ち手の中にカバーを収納する動きを、傘を使用する時の一連の流れの中にいかにさりげない動作として組み込めるかという点を重視したとのこと
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 どちらも、デザインオフィス、nendoと西武・そごうが共同開発するブランド「バイエヌ(by | n)」シリーズから2014年11月に発売された製品で、「e.デパート」や西武百貨店で販売中。「傘はこういうものだと、無意識の中で我慢していることは結構多いのでは。そんな雨の日に感じる小さな不便さを解消できる、ちょっと特別なアイテムをデザインした」(nendo)。

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