「電子工作」と聞くとちょっとワクワクしてしまうオトナなら、きっと夢中になる最先端のオモチャがある。ブロックを組み合わせるだけで電子回路を作れる「littleBits(リトルビッツ)」だ。知名度はまだ低いものの、誰でも簡単に電子工作ができるだけでなく、将来的にはIoT(Internet of Things:物のインターネット)の自作も可能な製品として注目されている。

ブロックをつなぐだけで回路ができる

 「ブロックで電子工作なら、かつての『電子ブロック』と同じでしょ」と思う人もいるだろう。確かに似ているところもあるが、「電子ブロック」(学研)のブロックは1つひとつがコンデンサーやトランジスターなどのパーツだったのに対して、リトルビッツのブロックは「光が当たったら隣のブロックに電流を流す」といった機能を持ったモジュールなのが大きな違い。いわば“スマートな電子ブロック”なのだ。

「littleBits(リトルビッツ)」は10~20個のモジュールを含むキットとして販売されている。この「Deluxe Kit」は上位版で、18個のモジュールが入っている。直販価格は2万5800円。パッケージもモジュールもキュートなデザインだ
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 例えば、電源、光センサー、LEDという3つのモジュールをつなぐだけで、暗くなるとLEDが点灯する回路が作れる。各モジュールはつなぐだけでOK。難しい原理を知っている必要はなく、適当にくっつけていくだけでも動作する。マグネットにより、逆接続はしない仕組みなので、子供でも安心して遊べる。音センサーとサーボモーターを組み合わせれば、箱の前で手をたたくと自動でフタが開くといった工作ができる。どんな応用ができるのか、考えるだけでもワクワクしないだろうか。

この写真の作例では、手をたたいて大きな音を出すと、音センサーが検知してLEDが点灯し、サーボモーターが回る。もう一度たたくと、今度はサーボが元の位置に戻り、LEDが消灯する。これだけの動作が、6個のモジュールだけで実現できる
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 そんなオトナのワクワクを体験するイベントが都内であった。エンジニアのサークルである「YUENCHILab」が主催し、リトルビッツを国内で販売するコルグが協力して開催された「大人のリトルビッツ~初めてのIOT?超基礎編~」だ。イベントを通じて、いい歳をしたオトナを夢中にさせるリトルビッツの魅力と、驚きの作品を紹介しよう。