この記事は「日経トレンディ」2015年4月号(2015年3月4日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 固定ファンの多い、無印良品の文具。最近の代表的なヒット商品が「こすって消せるボールペン」だ。中身は「フリクションボール」と同じだが、軸が透明でデザインが異なる。また、書いた文字を消すためのラバーが、“本家”ではペンの後端にあるが、この商品ではキャップに付いている。キャップをペンの後ろにはめて使う人が多いだろう、という判断からだ。筆記具はこのように、大手メーカーの商品をベースに企画され、無印良品ならではの工夫を加えて商品化されたものが多い。

ヒット商品の多い「無印文具」
デザイン意識を関係者で共有
 大手メーカーの商品をベースにした「こすって消せるボールペン」から、独自企画のノート・紙類まで、ヒット商品やロングセラー商品の多い無印良品の文具。売り場には統一感がある。見た目のデザインに厳格なルールはないが、「ペンのクリップは直角・長方形にするのが無印良品らしさ」といった意識は関係者の間で共有されているという。商品企画の独自性を支えているのが「アイデア出し会議」で、ここで出たアイデアがそのまま商品化されることもある。
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こすって消せるボールペン
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筆記具のクリップの部分は、角ばったデザインのものが多い
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