待望のタッチパネル液晶を搭載、AFポイントの選択機能などが便利

 ニコンのデジタル一眼レフでは初めてタッチパネル液晶を搭載した点も、予想以上のメリットがあった。メニューや再生画面がタッチ操作に対応したのはさほど魅力を感じないが、新機能の「タッチFn」(タッチファンクション)は便利だと痛感した。これは、ファインダーをのぞいた状態で液晶パネルをタッチ操作することで、ファインダーから目を離さずにさまざまな設定変更ができるものだ。

 絞りやISO感度の変更など、機能は8種類から好きなものを設定できるが、なかでも便利だと感じたのがAFエリアモードの設定だ。ファインダーをのぞきながら右手の親指をスライドさせるとAFポイントが自由に変えられるので、料理や人物撮影など前後に被写体が並ぶ状況でも目的の被写体にピントがズバリ合わせられる。狙った部分にピントが合わずイライラさせられることがなくなるのはうれしい。

タッチパネル液晶を搭載したことで新たに加わった機能が「タッチFn」(タッチファンクション)だ。ファインダーをのぞきながら液晶パネルをタッチ操作することで、ファインダーから目を離さずにさまざまな設定が手早く変更できる
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タッチFnで変更できる設定項目は自由に変更できる。設定は8種類から選べるが、フォーカスポイントの移動がかなり便利だと感じた
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 ちなみに、液晶パネルを本体に収納した状態では画面の右半分のみがタッチ操作に対応し、鼻などが画面に当たっても反応しないよう工夫している。パネルを開いた状態では画面全体で操作でき、左手でパネルを支えながら親指でAFポイントを変えられるので、操作が窮屈だと感じたらモニターを開いて操作するのがよいだろう。

 液晶のタッチパネル化により、ニーズの高まる自分撮りもやりやすくなった。これまではカメラを片手で持ちながらシャッターボタンに手を伸ばす必要があったが、D5500では液晶をタッチすれば撮影できるようになり、手軽さが増した。顔認識機能で人物の顔にピントが合うので、わざわざ人物を狙ってタッチする必要はなく、適当な場所をタッチすればよいのも気が利いている。

自分撮りの際は、液晶をタッチすることでオートフォーカスが働き、人物の顔にピントを合わせてくれる。ライブビューでの撮影となるため、オートフォーカスに多少時間がかかるのが欠点といえる
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自分撮りした写真。フォーカスだけでなく露出も顔に合わせているようで、逆光状態だったが多少アンダー目になった程度できれいに撮れた
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