東芝の新型タブレットPC「dynabook Tab S80/NG」は普通のタブレットとは異なり、「ビジネスでガッツリ使える」機能をふんだんに備えている。そこで、この端末の特徴と弱点を、タブレットに精通しているライターの後藤宏氏に詳しくチェックしてもらった。

dynabook Tab S80は“紙のノートのようにすらすら書ける”とうたうとおり、本当に違和感なくメモができる。従来まで感じていた微妙なズレやもたつきが感じられず、書き心地は抜群だ
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 2014年11月に発表された「dynabook Tab」の新モデルが、ようやく販売を開始した。この新dynabook Tab、実は発表のときから注目をしていた。というのも、従来までのタブレット端末とは異なる、ビジネスシーンでガッツリ利用してみたいという気になる製品だからだ。

業界初のアクティブ静電結合方式を採用した「dynabook Tab S80/NG」(写真左)。付属のデジタイザーペンは、紙に書くような書き心地を実現する。また、Bluetoothキーボードを添付した「dynabook Tab S90/NG」(写真右)も用意している
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 本製品はペン入力に“アクティブ静電結合方式”を採用し、太さ0.2ミリの精密な線を紙のノートに書くような書き心地を実現している点が話題を呼んでいる製品で、その点に注目しているユーザーは多いかもしれない。

 しかし、本製品のキモとなるのは、実は“ビジネスシーンで実用的に使える”という点にある。

 従来までのタブレット端末は、使い道がWebサイトの閲覧やメールのチェックが中心で、あくまでも情報を確認するためのデバイスという立ち位置だった。

 仕事の打ち合わせなどで利用しても、手書きで記録したメモは、あとでテキストデータに起こし直さなければいけないし、写真の撮影や音声の録音であればスマホやICレコーダーのほうが手軽だ。わざわざタブレットを使うだけの“必然性”がなかったのだ。

 それに対して、新dynabook Tabは

●会議やセミナーなどでホワイトボードに板書された内容を、自分が座っている位置から撮影し、それをテキストデータとして保存できる
●手書きの文字や表をテキストや罫線に変換できる
●アプリで会議を録音すると、ある特定のメンバーの話だけを識別して聞ける

など、ビジネスシーンでの実用性に特化したアプリを搭載し、“必然性”を盛り込んできたのが、今回リリースされた新モデルだ。

 そこで、実用性のカギを握る「3つの特徴」を中心に、新dynabook Tabの実力を検証していこう!