前編に引き続き、各社の新製品を試用&購入する機会の多いカメラマンに、2014年でもっとも高い評価を与えたデジカメ3台を厳選してもらった。今回は、鹿野貴司カメラマンと吉村 永カメラマンの2名のベストチョイスを紹介しよう。

【鹿野カメラマン:第1位】キヤノン「EOS 7D Mark II」

 今年はカメラもレンズも、個人的には新製品の当たり年だったと思う。おかげで僕の機材も随分と新顔が増えた。今年はいろいろとおすすめのカメラがあるのだが、3台までというルールなので、自分自身で愛用しているものを選んだ。

 筆頭はなんといってもEOS 7D Mark II。初代7Dの登場から実に5年経ってのモデルチェンジ。初代は僕も長く使ってきた……といいたいが、実際は持っていたというだけ。ここ2年ほど、あらゆる面で古臭さを感じるようになり、APS-Cレンズのレビューをするときくらいしか出番がなかった。そのレビュー撮影用でもそろそろ期限切れかな……と思って、次を考えていたタイミングでMark IIが発表された。

5年ぶりのモデルチェンジとなった「EOS 7D Mark II」。ボディー単体モデルの実勢価格は20万円前後で、一時の品薄状態はほぼ解消された
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 フルサイズをプッシュしている(ように見える)キヤノンが今さら7Dの後継機は出さないだろう、出すとしても6Dと同じくらいの値段かな……と勝手に思い込んでいたが、フタを開けたら売り出し価格は20万円オーバー。ちと高けえんじゃねえの?と思ったのだが、発売前に仕事で少しだけ使う機会があり、あれこれ撮影してみると20万円の値付けに納得。 バッテリーグリップのプレゼントキャンペーンにも後押しされて結局購入してしまった。

 重すぎず軽すぎずちょうどいいサイズで、小気味よくシャッターが切れるというのは現在のキヤノンのどのカメラにもない特色。おまけに、描写もフルサイズに負けない繊細さがある。欲をいえば、もう少し高感度の描写を頑張ってほしかったが、そうなったらEOS-1D Xの立場がなくなるわけだから、これでよしとしている。そんなわけで今ではすっかり仕事のメインカメラ。フルサイズを使うのは超広角・高感度・ボケのいずれかが必要なときくらいだ。来年もよろしく頼みますよ。

ほぼ同時に発売されたパンケーキ24mmとの組み合わせがお気に入り。軽快にスナップが楽しめる(EF-S24mmF2.8 STM使用、ISO800、1/30秒、F2.8)
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