この記事は「日経トレンディ」2014年11月号(2014年10月4日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

高還元カードとマイル移行用カード――2枚持ちでコストを大幅に抑える

 ここ数年、日々の生活でマイルをためる“陸マイラー”に逆風が吹き続けている。ANA JCBカードでは、カードの1ポイント(5円相当)を10マイルに移行できる「10マイルコース」の手数料が15年4月、現行の2000円(税別)から5000円(同)に大幅値上げされる。JALカードでは、マイル付与率を1%に上げる「JALカードショッピングマイル・プレミアム」の年会費が、すでに13年から3240円(税込み)に値上がり済み。両カードとも、還元率1%を得るには年会費も合わせて年5000円以上のコストを覚悟しなければならない。

 そこに光明が差してきた。7月からリクルートポイントとPontaポイントの相互交換が開始されたことで、コストを抑えてJALマイルを効率的にためられるようになったのだ。

 使うのは「リクルートカードプラス」(年会費2000円・税別)と「JMBローソンPontaカードVisa」(年会費無料)の2枚だ。前者は、2%という高還元率が売りのカードで、リクルートポイントがたまる。

 まず、これをPontaポイントに等価で移行する。次に出番となるのが後者。このカードの保有者に限り、PontaポイントをJALマイルに移行できる。

 移行で価値は半減するが、それでも還元率は1%。つまり、JALカードでは年間5400円(税込み)かかる還元率を、半額以下の2000円(税別)で実現でき、もはやJALカードの出る幕はない。

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リクルートポイントとPontaポイントとの相互交換が可能となり、リクルートカードプラスがJALマイル最有力カードに急浮上した。マイルへの移行で価値は半減するが、それでも還元率は1%。JALカードで還元率1%を得るには、左のように年5400円(税込み)のコストがかかるが、上記の組み合わせならリクルートカードプラスの年会費2000円(税別)だけで済む


注)ANA JCBカード、ANA VISAカードとも、カードの1ポイントを5マイルに移行する「5マイルコース」なら移行手数料はかからない