イタリア家電メーカーのデロンギは、オイルヒーター系暖房機器「マルチダイナミックヒーター(MD HEATER)」を10月27日に発売した。デザインはオイルヒーターと似ているものの、オイルは使っておらず、5つの独立したヒーターモジュールを備えて輻射熱と対流熱により暖房する。それぞれのモジュールの発熱状態を、部屋の温度変化に合わせてきめ細かく制御する「オートアダプティブテクノロジー」が売りで、設定温度に対して±0.5℃という高い精度での温度コントロールが可能になったという。

 希望小売価格は10万円で、家電量販店の実勢価格は8万円程度の見込み。

 デロンギと言えば国内のオイルヒーター市場で金額ベースで約90%、台数ベースでは約80%以上のシェアを持つトップメーカーだ。MD HEATERの開発は、デロンギ・ジャパン代表取締役社長の杉本敦男氏の「究極の暖かさ、究極の快適さを実現したい」という思いからスタートしたという。

デロンギの日本法人デロンギ・ジャパンが2014年10月27日に発売した「マルチダイナミックヒーター(MD HEATER)」(実勢価格8万円程度)
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 「オイルヒーターの暖かさは、母親が子供をだっこしているような、縁側でひなたぼっこしているような暖かさだ。究極の暖かさとは、これを進化させたものではないかと考えた。ヒーターの存在を感じさせずに、自分の時間をエンジョイできるようなものが欲しいとイタリアの開発チームに伝えて開発がスタートした。火鉢のようなただ暖めるだけのものを第1世代、オン・オフ制御によって温度を制御するのを第2世代の暖房とすると、MD HEATERは第3世代の暖房だ」(杉本社長)

左はデロンギ・ジャパンの杉本敦男社長、右はデロンギグループCMO(最高マーケティング責任者)のマーク・ウェルチ氏
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単純に熱を発するだけの「第1世代」、オン・オフ制御などによって温度の上昇下降を繰り返す「第2世代」に対し、MD HEATERは「第3世代の暖房だ」と杉本社長は語る
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