日本女性の“巨乳化”が進んでいる!?

 大手下着メーカー、トリンプ・インターナショナル・ジャパンの統計によると、同社のブラジャーの販売数に占めるCカップの割合が、年々増えているという。1980年はAカップが半数以上を占めトップだったが、1992年にBカップがAカップを上回り、2008年以降はCカップが継続してトップに。最近ではDカップ以上も増加傾向にある(グラフ1参照)。

 一方Aカップは減少傾向にあり、2013年の同社の生産枚数ベースでのAカップのブラジャーの割合は、5.6%にすぎない。同社に限らず下着売り場では、小さいカップサイズの商品は十分に出回っておらず、少ないデザインバリエーションの中で商品を選ばざるを得ないのが実情だ。

ブラジャーのカップサイズの推移(トリンプ・インターナショナル・ジャパンのブラジャー年間売り上げデータより算出)
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 こうした状況の中、“貧乳向け”ランジェリーの個人ブランド「feast」の通販サイトが、2014年8月13日にオープン。同ブランドの企画者であり、デザイン、販売を単独で行っているハヤカワ五味さんが7月29日にブランド立ち上げ予告を自身のツイッターアカウントでツイートしたところ、約1万5000件のリツイートがあった。初回発売のランジェリー200セットは発売日に即完売し、急きょ追加発売した200セットもたちまち完売(9月に別デザインを再発売の予定)。

即日完売した「feast」のランジェリー販売サイト。アクセス数は、現在までに 75万PVを超えているという
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 じつはハヤカワさんは1995年生まれの19歳で、現在、多摩美術大学の1年生。まったくの独学&独力で今回のランジェリーブランドを立ち上げ、運営しているという。いったいなぜ、素人の女子大生が作った“貧乳向け”ランジェリーがこれほど注目され、売れているのか。

ハヤカワ五味
本名・稲勝栞。1995生まれの19歳。東京出身、多摩美術大学グラフィックデザイン学科1年。高校1年生のころからアクセサリー類の製作を始め、高校2年生のときに初めてアジア最大級のアートイベントとされる「デザインフェスタ」に個人で出展。そのときに販売した「キリトリ線ストッキング」の写真がツイッターで拡散され有名に。「GOMI HAYAKAWA」ブランドを立ち上げてプリントタイツ類のデザイン、販売を受験勉強の傍ら行う。2014年大学入学後は、海外通販、JAPAN EXPOでの販売も開始。8月には、妹ブランドにあたるランジェリーブランド「feast by GOMI HAYAKAWA」を立ち上げた
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