ヨドバシカメラは年内にも、鮮魚のネット販売に乗り出す。ネット通販サイト「ヨドバシ・ドット・コム」で6月から販売している生鮮野菜に加えて、生鮮食料品の取り扱い品目を大幅に拡充する。肉や卵などの販売も検討しており、「家電量販店」の枠を脱した総合通販サイトとしての性格をさらに強めることになる。

 2014年末にもヨドバシがネット販売を始めるのは、生鮮野菜に加えて鮮魚など、約20の生産者が扱う50種類ほどの生鮮食料品。訴求するのは、産地直送であることによる鮮度の高さと、生産者の“顔が見える”ことによる安心感だ。

 その販売手法の一端が、6月から販売している生鮮野菜に見て取れる。

ヨドバシカメラがネット販売している有機野菜。その日に採れた野菜によって箱の中身は異なる
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 ヨドバシがネット販売している野菜は、茨城県の農業生産法人が農薬や化学肥料を使わない有機農法で育てた葉物野菜のセット。ヨドバシが生鮮食料品の取り扱いを検討していたところ、「たまたま食べた野菜がおいしくて感銘を受け、産地を見学に訪れた」(ヨドバシカメラの藤沢和則副社長)ことなどがきっかけで契約にこぎ着けたという。野菜は朝のうちに採ったものを生産者が急速冷蔵して箱詰めし、正午までの発注なら当日発送する。消費者の元には翌日か翌々日には届く仕組みだ。