6月に発売された、ISO409600までの超高感度撮影ができるソニーのフルサイズ一眼カメラ「α7S」。実売価格はボディ単体で23万円台と高いが、ソニーによれば「プロ・アマ問わず評価は高く、売り上げも想定以上に好調」という。
 そこでプロカメラマンの三井公一氏が、夏の夜の街で実際に撮影し、その魅力や長所、短所を確かめた。

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 コンパクトさで定評のある、ソニーのフルサイズミラーレス一眼カメラ「α」シリーズ。ベーシック機の「α7」、ローパスレスで高解像度機の「α7R」というラインアップだったが、これに6月、「α7S」というISO上限409600の高感度モデルが加わった。今回はその高感度を試すべく、夜間を中心に夏の街をブラブラと撮影してみた。

 α7Sは有効約1220万画素フルサイズ「Exmor(エクスモア)」CMOSセンサーを搭載。センサーの画素ピッチを大きくとって、1画素あたりの集光率を大幅に増やし、センサーの感度特性を約3倍に向上させ、最高ISO感度を大幅に引き上げたという。常用ISO感度は100~102400で、拡張ISO感度最高409600という驚きのスペックを誇る。詳細はメーカーのウェブサイトを参考にしてほしい。

 α7Sのボディ外観は、α7やα7Rとほとんど変わらない。肩にある「α7S」のバッジを見なければ判別はできないだろう。操作体系も同様で、使いやすい露出補正ダイヤルに代表されるユーザーインターフェイスも変更はない。

 α7発表時にネットで話題になった「マウント問題」は対策されたようで、レンズを装着してマウント部に力を入れてもグニャグニャとせず、一定の剛性感を保つようになっている。ただ試用した個体の問題なのか仕様なのか、シャッターレリーズボタンの感触が良くなく、気持ちよく撮影ができなかったのが残念だ。さて実際の写りはどうだろうか。