話題のタブレットPC「Surface Pro 3」を、ライターの田代祥吾氏が自腹で買って、実際に1カ月間使い込んだ。製品の完成度が高いという評判の同製品だが、新幹線の車内などさまざまな場所で使ってわかったこととは……。

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「カバンを軽くしよう!」と思って購入、だが目論見は外れた

 マイクロソフトのタブレットPC、Surface Pro 3を発売日に購入した。ノートパソコン並みに高性能ながら、タブレットのように薄くて軽いのが魅力だからだ。

 筆者は通常、ノートパソコンとタブレットを1台ずつ持ち歩き、時と場面に応じて使い分けている。これらを、Surface1台に置き換えることで、日ごろ持ち歩いているカバンの中身を少しでも軽くできるんじゃないか?と思った。

 しかし、これらの目論見は大失敗だった。Surface Pro 3は、ノートパソコンでもタブレットでもない。それらをいいとこ取りした、今までにない素晴らしい端末だ。だが、それゆえに、ノートパソコンとしては使い勝手が悪く、タブレットとしては大きくて重い。

 Surface Pro 3は2014年8月時点で、4モデル売られている。自分が購入したのは、CPUにCore i5、メモリーに4GB、SSDに128GBを搭載した最も安いモデルだが、それでも12万744円と高価だ。

 さらに、Surface 3 Proの特徴ともいえる、画面の保護カバーを兼ねた専用キーボード「Surface Pro タイプ カバー」は1万4018円で別売りになる。最廉価モデルと合わせて購入すると最低でも13万4762円もかかった。

 筆者が最廉価モデルを買った理由は、CPUはCore i5で十分高性能と感じたためだ。メモリーも、一眼レフカメラで撮影した大解像度写真の画像編集といったメモリーを使う作業をしなければ、4GB以上は不要と感じた。SSDが容量不足になったときは、データをクラウドなどに保存しておけば大した問題じゃないと思った。最悪の場合は、大容量のUSBメモリーかSDカードを持ち運べばいい。

 メモリーが8GB、SSDが256GBを搭載する上位モデルも魅力的だが、価格は15万984円とさらに高価だ。低価格モデルからメモリーとSSDの容量が倍増するだけなのに、差額が3万円もあることに納得できなかった。

Surface Pro 3は前機種「Surface Pro 2」に比べて、画面が10.6型から12型に大型化され、本体サイズは大きくなった。だが、重量は907gから800gに軽量化され、厚みも13.5mmから9.1mmと大幅に薄くなっている
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