平日の早朝、出社前の時間に男性限定の美肌講座が開催されると聞いて、さっそく取材に向かった。講座の名前は、「【男性限定】丸の内男の美肌クラス~モテ肌養成塾~」。今や、女性ではなく男性が美肌のための講座に通う時代なのだろうか? しかも早朝に? 果たしてどんな講座なのかを探った。

スキンケアに興味津々? いまどきのビジネスマン事情

 人もまばらで、シーンと静まり返った早朝の東京駅丸の内。建ち並ぶ高層ビルの正面入口がまだクローズしている時間帯に、新丸の内ビルの10階には続々とビジネスマンが集まってきた。講座の開始時間は7時15分。7時過ぎにはすでに、今回参加する定員20名のうち18名が席について待っている。いずれも表情は遊園地に来た子どものように楽しそうで、とても早朝から始まる講座に挑む顔つきとは思えない。

 7時15分、今回の講座の講師、ハーバー研究所ビューティープロデューサー、廣森知恵子さんが会場に入ってくると受講生の表情は真剣に。まさに初めて授業を受ける学生のようだ。

受講生は丸の内をはじめ、新宿や日本橋など都心で働くビジネスマン
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 講義の開始と同時にスタッフが受講生の前に置かれた袋からA4サイズほどの卓上鏡を並べていくと、さっそく鏡を覗き込む受講生もちらほら。どよめきも聞こえてくる。

 最初の40分は肌についての講義。プロジェクターには「男を上げる! 廣森流美肌習慣10ヶ条」(写真参照)が映し出された。ひとつずつ説明していく内容に鏡を覗き込んだり自分の肌に触れてみたり、うなずいてみたり、皆真剣そのもの。「日焼け止めを塗っていますか」との質問には誰も手を挙げない。必要ですか?と不思議そうな表情の男性も少なくない。「襟足は日焼けすると、しわが早くできて、深くなりやすい」「男性はひげをそる(=皮膚を削る)ので、その分女性よりも肌負担が大きく、肌荒れは重篤になりやすい」など、一つ一つの言葉に皆が反応する。その様子は、女性である筆者から見るととても微笑ましい雰囲気に思える。

男を上げる!廣森流美肌習慣10ヶ条に皆興味津々
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ハーバー研究所のビューティープロデューサー廣森知恵子さん
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 「鼻を指でなぞってみて脂がつかない人は肌が老化してます」との言葉に笑いが起こった。該当する人が多いようだ。「脂が出るほど肌は若いもの。40歳からは減少するのでバランスの良い食事が必要です。私は時々ウナギや鳥皮を食べてツヤを保つようにしています」との廣森さんの言葉に、大きくうなずく人も。

 廣森さんの話は次のような内容だ。

●強さのピークを迎える6~7月、紫外線対策は必須。室内でも電気を消して暗くならないようなら紫外線を浴びているのでケアが必要
●紫外線対策にビタミンBを意識して摂る
●3つのケアが必要
・食事のバランス、寝不足しないようにするインサイドケア
・毎日肌の汚れをしっかりとるアウトサイドケア
・ストレスをためない、自分の顔の好きな部分を見つけるメンタルケア
●顔や足、目がむくみやすい人は毎日常温の水を1.5リットルほど飲む

 女性にとっては良く知られていることだが、男性にとっては新鮮な情報のようだ。皆真剣に資料を読み込んでいる。