この記事は「日経トレンディ」2014年7月号(2014年6月4日発売)に掲載されたインタビューを再構成したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

「米コーヒー界のアップル」と賞賛され、スターバックスコーヒーに代表される「シアトル系」に続く新しいコーヒー・カルチャー「サードウェーブ」の先駆けとして知られる「ブルーボトル・コーヒー」。10月には東京都江東区の清澄庭園近くに本格上陸する予定で、初めの1年で六本木、渋谷などに3~5店舗出店する計画だ。ベールに包まれたブルーボトル・コーヒー日本1号店の全貌を、創業者のジェームズ・フリーマン氏がトレンディ本誌に語った。

米ブルーボトル・コーヒー 創業者
James Freeman
ジェームズ・フリーマン氏
02年に米オークランドのファーマーズマーケットで自家焙煎コーヒーの販売を開始。現在はブルーボトル・コーヒーを米国で12店展開。来年はロスアンゼルスに3~4店、サンフランシスコに2~3店、ニューヨークに2店を新規オープンする計画
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――日本では、早くもブルーボトル進出の話題で賑わっています。改めてブルーボトルの特徴を教えてください。

ジェームズ・フリーマン氏(以下フリーマン氏): ブルーボトル・コーヒーにはいくつかのスタイルがあります。エスプレッソやポアオーバー(ドリップ)コーヒーを出す、シンプルなキヨスクスタイルのカフェもありますし、サンフランシスコのミントプラザ店のようにちょっと野心的でお洒落なカフェもある。ただ、共通しているのは、すべてコーヒーを丁寧に一杯一杯抽出し、フードも店内のキッチンで作っていることです。それがより美味しいと思う。入れ方は非常にオールドファッションなスタイルで、紙フィルターを使って扇型ドリッパーでいれたり、ケメックス(ガラスで一体成型されたコーヒー抽出具)を使ったりしています。

 当然、使用するコーヒー豆にも非常にこだわっています。環境に優しいコーヒー豆を買い付けるバイヤーたちが、世界中を飛び回っています。今はコスタリカにいます(5月中旬の取材時)が、その他ウガンダやエチオピア、ブラジルなど、コーヒー豆が獲れる時期に合わせて、さまざまな国に買い出しに行きます。そのうち70%が認定オーガニックコーヒー豆。米国の他のカフェより、多く認定オーガニックコーヒー豆を使っていると思います。また、小さいコーヒー農家のなかには、オーガニックコーヒー豆の認定書を取得する予算がないところもあるのですが、作っている豆は良質なので、そういう農家からも直接買っています。

扇型ドリッパーはUCCグループのボンマックブランド。1杯ずつ丁寧にドリップしていく。また、水出しドリッパーも日本のオージ製を使う
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店内では焙煎コーヒー豆が販売されている
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