NTTドコモが新しい料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」を発表して、1カ月近くが過ぎようとしている。6月1日からの提供に向けたカウントダウンも、着々と数字が減ってきている。
 ドコモの発表などを見ていると、4人家族で月額7000円を超える節約ができるようだが、実際のところはどうなのだろうか。「家族」でスマホ&ケータイ料金の節約が可能なのかどうか、複数のパターンから見ていこう。

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国内通話が定額に、長期利用者にも割引

 すでにご存知のことと思うけれど、新料金プランのポイントをおさらいしておこう(プランの詳細は「家族を取り戻せ! NTTドコモの新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」の狙い」で解説)。ポイントは4つだ。

1.「カケホーダイ」により国内通話が定額に
2.「パケあえる」によりパケット通信容量を複数端末で分け合える
3.「ずっとドコモ割」で長期利用者に割引
4.「U25応援割」で若い世代に割引&ボーナスパケット

 シンプルに言ってしまえば、「通話が多い人に得で、通話をあまりしない人には損」「家族で回線が多ければ得で、1人だと損」「長期契約者に得で、MNPや新規で加入したばかりの人には損」「若い人や家族に若者がいる人は得で、若者がいない家族は損」ということになる。かなり身も蓋もないが、傾向としてはこうなる。

 「家族」で安くなるのかどうかを調べる前に、4つのポイントがある「カケホーダイ&パケあえる」の注意点をチェックしていこう。

通信容量の分け合いは、月500円のオプションに注意

 まず、通話。スマートフォンで見てみると、基本プランの「カケホーダイプラン」(スマホ/タブ)は、月額2700円だ。これまでの「タイプXiにねん」は月額743円で、通話料金は30秒あたり20円だった。要するに、通話に月間1957円(約49分に相当)を使っていないと、新料金プランに移行することで「値上がり」してしまう。

 これまで通話が少なかった人でも、定額ならば安心して通話ができるようになるメリットもあるので、一概に新料金プランが値上がりとは言えないが、新料金プランが値上がりに直結してしまう人も少なくない。もちろん、通話が多かった人にとっては朗報で、ビジネスでもプライベートでも料金を気にせずに通話できる。

 また、パケット通信容量の分け合いでは、シェアをするために月額500円の「シェアオプション」が、子回線それぞれに必要になる。月額9500円で10GBまで使える「シェアパック10」は、3人家族で使うと1回線当たり3000円ちょっとで済みそうな気がするのだが、実際には9500円+500円×2回線の1万500円がパケット料金の総額となり、1回線当たり3500円がかかることになる。基本料金プランが従来の月額743円から新料金プランでは月額2700円になることもあり、全体の支払額としてあまり安くならないこともあり得る。