ネジやボルトのような部品からドリルやドライバーなどの工具、軍手やマスクといった消耗品。一見すると、どこでも買えそうな汎用品ばかりで、利幅は薄そうに思える。この常識を逆手に取って、急成長を続けている異色の企業がある。兵庫県尼崎市に本拠を構える、ネット通販のMonotaRO(モノタロウ)だ(写真1)。

写真1●モノタロウのトップページ
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 モノタロウの2013年12月期連結売上高は、前期比20.2%増となる345億円。13期連続で増収を達成し、過去5年で2.5倍に膨らんだ。「2014年度はさらに2割増やし、400億円を突破したい」と同社の鈴木雅哉社長は意気込む(写真2)。利益率も高い。営業利益は38億円(前期比32.8%増)を計上し、過去最高を更新した。成長期待の高さから、株価も2年で4倍になった。

写真2●モノタロウの鈴木雅哉社長
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 「ロングテール」と「ビッグデータ」。

 モノタロウが快進撃を続けている理由は、この二つに集約できる。米アマゾン・ドット・コムをネット通販の王者に押し上げたビジネスモデルを、モノタロウは工具や消耗品などの「間接資材」に持ち込んだ。