このコラムを読んでいただいている多くの皆さんがそうであるように、筆者も日常の多くのシーンでスマホに頼り切った生活をしている。

 まず、朝起きたら布団の中でメールをチェック。続いてFacebookを眺める。歯を磨きながらお気に入りのPodcast番組を聴き、関心のある分野のブログ記事などをさっと閲覧してから家を出る。電車の中では新聞アプリでその日の朝刊を読み、時間が余れば音楽を再生しながら、趣味のサイトを巡回するか電子書籍で読書の続きをする。

複雑に交通網が張り巡らされた首都圏。スマホを持たない外出は、たちまちアドベンチャーの旅と化す。
※写真はイメージです。

 前回書いたように、新聞や電子書籍に関しては大画面のiPad Airの方が目に優しくてうれしいのだが、いかんせん移動中は、機動力優先でついスマホに手が伸びがちだ。

 仕事が終わって帰宅する際も、仕事のメールに返事を打ちつつ、合間でネットを巡回したり、調べ物をしたりとスマホは手離せない。運良く電車で座れたときはもちろん、つり革に捕まったままでも片手でいろんな情報にアクセスできるのはありがたい。

 その代わりと言ってはなんだが、電車の中では本当に本や雑誌、新聞を読まなくなった。社内で周りを見渡しても同様で、大半の人は小さな画面とにらめっこをしているか、ヘッドホンで耳を塞いでいる。かつてならば貴重な情報源であったろう中吊り広告も、恐らくは以前ほど人々の視線を集めてないのではないだろうか。

 似たような風景は、携帯メールやiPodが登場して以降、さして珍しくはなくなっている。しかしそれにしても、スマホが広く行き渡ったこの1~2年は車内の光景が一変したと感じる。そのくらい、車内の暇つぶし、もしくはエンターテインメントのツールとしてスマホは格好のパートナーなわけだ。

 それだけに、スマホが手元にないときの手持ちぶさた感といったらない。先日、そういう経験をしたので、改めて記してみたい。