年末のカメラ業界の話題をさらった、ニコン「Df」。販売も絶好調のようで、ニコンは公式に供給不足の告知「デジタル一眼レフカメラ『Df』のお届け予定につきまして」を同社のWebサイトで案内したほどだ。特に、ボディー単体モデルは入手できるのが2014年の2月末になってしまうとの話も聞く。大手量販店では軒並みソールドアウト状態だが、ポイント還元がない小さなカメラ店などにはひょこっと在庫があったりするので、ちょっと高くてもいいので早く欲しい、という人は足で探してみるといいだろう。

 さて、その後私はDfで楽しく写真生活を送っている。数字上はそうでもないものの、手にすると重量が軽く感じるせいもあり、毎日持ち歩いては必ず撮影をしている。Dfは、やはり単焦点レンズを装着し、マニュアル露出で「!」と気になった光景を撮るのが似合うカメラだと思う。

 そこで今回は、長年使っている単焦点レンズを防湿庫から引っ張り出して撮影をしてみた。中古カメラ店でも数多く在庫が並び、価格的にも買いやすい「Ai AF Nikkor 35mm f/2D」、「Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D」、「Ai AF Nikkor 85mm f/1.8」の3本を選んだ。非AiレンズやAiレンズは、別の機会に紹介できればと思う。

フィルム一眼レフ時代に登場した純正のオートフォーカスレンズをDfと組み合わせ、撮影を楽しんでみた
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Ai AF Nikkor 35mm f/2D

軽量コンパクトなAi AF Nikkor 35mm f/2Dは、普段使いの広角レンズとして最適だ。AF-Sではないので、フォーカスは若干騒々しく速くはないものの、散策でいい瞬間に出会った時にパッと撮るのには問題ない。ショーケース内に飾ってあるヴィンテージ物のジュークボックスのメタリック感がとてもよく出ている。色乗りもコッテリ目で好感が持てる(Ai AF Nikkor 35mm f/2D使用、ISO100、1/1000秒、F2.8)
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日が傾き始めた里山の公園。素直で自然な描写だ。35mmという焦点距離は、極端なパースペクティブがつかないので、Dfの撮影スタイルにマッチしていると思う。枯れ葉を踏みしめてDfで撮影していると、例のティーザー広告の主人公になったような感じだ(Ai AF Nikkor 35mm f/2D使用、ISO100、1/125秒、F8.0)
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商業ビル内で見かけた、雪化粧を施されたツリー。あおり気味にISO800、F3.2で撮影したが、Dfは的確なホワイトバランスで写しとってくれた。Dfは高感度に強いので、もっとISO感度を上げて絞り込んで撮っても問題はない(Ai AF Nikkor 35mm f/2D使用、ISO800、1/125秒、F3.2)
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