企業がコラボレーションしたいカリスマ主婦といえば「人気料理ブロガー」がすぐに思い浮かぶが、最近注目されているのが「サロネーゼ」だ。

 サロネーゼとは、自宅で趣味を生かした知識や技術を教える教室を主宰する女性たちのこと。2006年に光文社の女性誌「VERY」編集長が当時流行していた「シロガネーゼ」に似せて「サロネーゼ」と命名。同誌で特集したのがきっかけで、この言葉が広まったとされている。授業料は教える内容や地域によりさまざまだが、1回3000円~1万円程度が相場のようだ。

 サロンという響きから「お金持ちの奥さんの道楽」「ハードルが高く閉鎖的」というイメージを抱く方も多いかもしれない。しかし今、サロネーゼの影響力に注目し、タイアップを希望する企業が増えている。2013年4月に開局したサロネーゼ専門のウェブサイト「サロネーゼスタイルTV(SSTV)」にはロッテ、全農など食品メーカーを中心に11社のスポンサーが付き、さまざまなタイアップ企画を展開。10月にはサロネーゼスタイルTV専用の多目的カフェスペースもオープンした。

 キッチンメーカーのクリナップ(東京都荒川区)は日本最大級のサロネーゼ検索サイト「ドリーミアサロンを展開。2012年には同社とサロネーゼ、化粧品メーカーが共同でコスメを開発し、好評だという。

 サロネーゼとコラボしたビジネスがなぜ今、人気を集めているのか。サロネーゼにとってのメリット、企業にとってのメリットは何なのか。

サロネーゼ専門のウェブサイト「サロネーゼスタイルTV」トップページ。サロネーゼへのインタビューや過去に行った講座などのコンテンツ動画をYouTubeで見られる
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サロネーゼスタイルTVのオープンを記念してインターコンチネンタル東京ベイで行われた「サロネーゼプレミアムナイト」には日本全国の人気サロネーゼが集まった
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「サロネーゼプレミアムナイト」の参加者たち。中央は人気ナンバーワンサロネーゼといわれる若林三弥子氏。その右隣はラジオ番組で「花田景子のサロネーゼに会いたい」というコーナーを担当している花田景子氏
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クリナップは2009年からサロネーゼ検索サイト「ドリーミアサロン」を運営。約1200人のサロネーゼが登録している
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■変更履歴
初出では「リンナイは2009年からサロネーゼ検索サイト『ドリーミアサロン』を運営」となっておりましたが、正しくは「クリナップは2009年からサロネーゼ検索サイト『ドリーミアサロン』を運営」でした。お詫びして訂正いたします。[2013/10/29 9:58]