「GeGeGe 水木しげるの妖怪楽園」
会期/2013年6月29日~9月1日
開館時間/10~17時(土曜は10~19時)*入館は閉館の30分前まで
会場/大阪文化館・天保山
   大阪市港区海岸通1-5-10
入場料/一般1800円、中・高校生1200円、4歳~小学生600円
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 漫画家、水木しげる氏が描く妖怪の世界をテーマにした体感型展覧会「GeGeGe 水木しげるの妖怪楽園」が、6月29日、大阪市港区の大阪文化館・天保山で開幕した。初日から熱心なファンが詰めかけ、行列ができるほどの人気ぶりだった。水木しげるの描く妖怪たちと出会えるほか、この地に解放された妖怪の気配が感じられるアトラクションなど、各ゾーンで妖怪の世界を体感できる趣向が凝らされていて、夏にぴったりの内容。9月1日まで開催し、約20万人の動員を目指している。

 2010年にNHKの連続ドラマ『ゲゲゲの女房』が放映されたのを機に、水木作品は年代を超えて支持され、妖怪ブームが再燃。出身地である鳥取県境港市は「妖怪」の聖地として観光地化され、現在でも国内外から200万人以上の観光客が訪れる。『ゲゲゲ』人気は続行中だ。実は、この展覧会、2012年春から秋にかけて台湾の台北と台中でも開催され、計45万人を動員した凱旋展覧会。企画協力する水木プロダクションの原口尚子社長は「鬼太郎が台湾で知られているのか不安だった」と話すが、台湾でも2011年5月から『ゲゲゲの女房』が放映され、当地の日本の漫画ブームを背景に話題を呼んでいたこともあって、展覧会は盛り上がったという。

 そのほか、一つ一つの展示物のクオリティが高く、凝った作りになっているうえ、目に見えないものに畏れを感じる日本人のメンタリティなど、「日本の文化を学べる場」としても支持を集めた。さらに、「撮影可能な展覧会という点が台湾では受けた」(会場設計を担当した空間デザイナーの齊藤基樹氏)という。展覧会は大抵の場合、会場内の撮影は禁止されているが、撮影好きな台湾人のニーズに対応し、会場内でもカメラやビデオ撮影を楽しめるようにした。若い女性を中心に、撮った写真をブログやツイッターで投稿した人が多かったため、予想以上の動員数につながったという。もちろん日本でも、SNSの効果を狙い、会場内での撮影可能となっている。

オープン前日に行われた一般客300人を招待した内覧会には、水木しげる氏と妻の武良布枝さんも来場。オープニングセレモニーでは、「水木しげる漫画大全集」を責任監修した作家の京極夏彦氏、オフィシャルサポーターの矢野・兵動さんのほか、鬼太郎、猫娘ら人気のキャラクターも登場し、イベントを盛り上げた
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