気象庁の発表によると、2013年の夏は偏西風が平年よりも北を流れるため、太平洋高気圧の影響を受けて暑くなりそうだという。一方、経済産業委員会調査室発表の2013年夏電力需給状況は、「原発の長期停止と燃料費の増加により、依然として厳しい状況が続く見通し」とのこと。今年も″節電の夏“を乗り切る知恵と備えが必要になりそうだ。

 2012年は酷暑を乗り切るホームウエアとして、ステテコがブレイクした。しかしいくら暑くても会社にステテコでは行けない。クールビズファッションが定着したとはいえ、やはり仕事場ではある程度きちんとした格好が求められる。仕事中はあきらめて酷暑に耐えるしかないのか、と思いきや、意外な盲点が残されていた。

 ヘアスタイルを変えなくても、髪のボリュームを減らすことでクールビズ効果が期待できる、特殊なヘアカットがあるという。それが「フレンチカットグラン」だ。

 技術取得者拡大のために全国で美容師向けセミナーを開催しているNPO「フレンチカットグラン講師会」によると、室温30度の場所でサーモグラフィーを用いて行った検証では、カット後に頭髪の中の温度が最大4.8度下がった例もあったという。ロングヘアの女性の場合、このカットでは長さを変えなくても30g以上も髪の量が減る。普通の男性でも16g程度、両手に乗るくらいの量の毛髪が減るので、格段に涼しくなるわけだ。

 「クールビズはこれまで多くの企業・団体がファッションなどを提案しているが、ヘアスタイルでの提案はほとんどない。フレンチカットグランで髪のボリュームを減らせば頭の風通しがよくなり、涼しく感じられるようになる。またシャンプーやコンディショナーの使用量が減り、ドライヤーで乾かす時間も短くできるため、エコ・節電効果も期待できる。さらにドライヤーで乾かした後も熱がこもりにくくなるので、エアコンの使用量も減らせる」(フレンチカットグラン講師会事務局)。

フレンチカットグランでカットした前(左)と後(右)。長さはそのままでこれだけボリュームが減る
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手に持っているのはフレンチカットグランですいた髪。普通の男性で16g、ロングヘアの女性では32gもの量が減った。カット直後は「頭が軽くなった」と驚く人が多いとのこと
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カット前は29.7度あった頭髪内部がカット後は24.9度に。4.8度ダウンしている
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