東京の都心を中心に、2012年あたりからクラフトビールをウリにした「ビアパブ」が急増している。クラフトビール情報サイト「クラフトビール東京」を運営する川野亮氏によれば、2010年に東京23区内で新規にオープンしたビアパブは4店だった。それが、2011年に9店、2012年には14店と、ここ数年は新店ラッシュ。2013年はすでに9店がオープン済みで、現在、23区内のビアパブは64店もある。今後も増え、2013年は15店以上がオープンする見込みだ。

 クラフトビールは小規模な醸造所で職人が手作りしているビールのこと。国産クラフトビールは、ベルギーやドイツのビールに似たものから、フルーツやショウガ、カツオ節など和の素材を使ったものまで幅広く、個性的なものも多い。

 ビアパブでは、瓶や缶入りだけでなく、樽生のクラフトビールも飲める。なかには数十種類のドラフトビールをそろえる専門店もあるほどだ。

クラフトビールをウリにするビアパブが盛況(写真は「CRAFT BEER MARKET 神保町店」)。写真提供/クラフトビール東京
[画像のクリックで拡大表示]

醸造所を併設する「ブルーパブ」も増えている

 ピアパブのなかには、醸造所を併設してできたてのクラフトビールを飲ませる「ブルーパブ」も出て来ている。

 都内にも少しずつだがブルーパブを始めたり、これから始めようとしているビアパブがある。日本地ビール協会は「都内最大規模のブルーパブであるティー・ワイ・ハーバー ブルワリーはとてもにぎわっており、ブルーバブのニーズは高い。都内でも十分採算は取れるはず」と話す。また、代々木のビアパブ「Watering Hole」など数店が年内にもブルーパブを開始する予定。今後はさらに増えそうだ。

天王洲にある「ティー・ワイ・ハーバー ブルワリー」では併設のビール工場で作りたてのクラフトビールが楽しめる(写真提供/クラフトビール東京)
[画像のクリックで拡大表示]
代々木の「Watering Hole」では約20種類のドラフトが飲める。年内には醸造所もスタートする計画(写真提供/クラフトビール東京)
[画像のクリックで拡大表示]