「自作みそ」に挑戦する人が増えている。「2012年の塩こうじブームなどから発酵食品に興味を持つ人が増えている」(料理雑誌などを発行するオレンジページ)といい、NHK「きょうの料理」でも2013年1月に初めてみその作り方を紹介する番組を放送した。

 「自作みそで作った味噌汁は、だしがいらないほどうまみが濃い」――。そんなおいしさがクチコミで広まり、手作りする人が増えている。

 みそ作りの材料は、大豆、米こうじ、塩(信州みその場合)。ほかに、みそを仕込む容器、大豆をゆでる鍋、ボール、大豆をつぶすマッシャー、消毒用の焼酎などが必要だ。

 作り方はいたって簡単。ゆでた大豆をつぶし、塩とこうじを入れてよく混ぜる。これを野球ボール大ぐらいに丸め、空気を抜きながら容器に詰めれば、仕込みは完了。手や容器を焼酎でよく消毒するなど、注意点を守れば子どもと一緒に作業することも可能だ。

 2012年から手作りみそのイベントを開催しているのが、オレンジページの豆好き社員が集まってスタートした「まめ部」だ。まめ部では、長野県上田市で「信州ファーム荻原」の協力のもと、大豆を育てたり、読者を対象としたイベントを開催したりしている。

 まめ部の「みそ仕込み会」は2013年1月と3月に開催。作業はまめ部のスタッフがゆでた大豆をつぶすところからスタートし、こうじと混ぜて小さなホーロー容器に仕込むところまで、全部で2時間ほど作業した。仕込んだ容器は自宅に持ち帰り、秋まで発酵させる。

JR東京駅構内の商業施設「エキュート東京」では3月に手作りみそイベント「みそ仕込みデモンストレーション」を開催。オレンジページのスタッフが講師を担当した。興味深そうに立ち止まる人も多かった
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