移動中でもメールチェックやネット検索ができるスマートフォン(スマホ)は、忙しいビジネスパーソンにとって欠かせないツールだ。『スマートフォン利用動向調査報告書2013』(インプレスR&D)によると、スマホの2012年度の契約数は前年比173%増の4878万契約、4年後の2017年度には9174万契約になる見通しで、急速な伸長が予測される。

 スマホを賢く利用すれば、仕事の効率が格段に上がる。しかし、スマホの使いすぎで、眼精疲労やドライアイ、肩こり、手や腕のしびれなど、体の不調を訴える人が増えているのも事実だ。それらの症状はスマホ症候群と呼ばれ、昨年から話題を呼んでいる。

 スマホ症候群の名づけ親であるKIZUカイロプラクティックグループ代表院長の木津直昭氏は、「首や肩の障害で来院する人が急増している。今後ますます不調を訴える人が増えるだろう」と警鐘を鳴らす。

 会社で長時間パソコンに向かい、行き帰りの電車ではスマホをチェック。気づけば、肩が上がり、猫背になり、首がスムーズに動かない――長時間前傾の姿勢を取り続けると、頸椎の生理的な湾曲がなくなる「ストレートネック」という状態になり、肩こりや首のこり、手や腕のしびれ、頭痛やめまい、首の可動域の低下などの症状が起こりやすくなる。(関連記事「あなたは「スマホ症候群」になっていませんか」

 このスマホ症候群に加えて今後新たに懸念されるのが、タブレットの使いすぎによる「iPadフィンガー」と「iPadショルダー」だ。