7型タブレット勢の液晶は電子ペーパーに一歩譲る

 ただコボ グローが目に優しくないかといえば、そうでもない。今回の計測は中央値での結果であり、自分で明るさを低めに調節すれば輝度を下げることは可能。また、電子ペーパー自体の優位性は、液晶端末勢と比較すれば明らかだ。例えばファイア HDの自動調光をオンにして計測をしたところ、白画面の輝度はグローの4倍以上。ブルーライト量も同様の結果だった。「読書に適したディスプレイ」という電子ペーパーのうたい文句が数値上でも証明された形で、液晶はその点では一歩譲る。

 そのキンドル ファイア HDは、他の液晶タブレット端末と比べるとどうなのか。売れ筋の「iPad mini」「Nexus 7」と比べてみた。

 結果は、iPad miniとキンドル ファイア HDが、輝度、ブルーライトなどの点においてほとんど同じ。Nexus 7は白表示の輝度がこれらのモデルに比べてかなり高く、ブルーライト量も多かった。

売れ筋タブレットは“本代わり”になる?
 人気の7型タブレット「iPad mini」「Nexus 7」でも同様に測定してみた。ともにKindleアプリを使って、自動調光をオンにして測ったところ、白表示の輝度が高く、ブルーライト量が多かったのはNexus 7。iPad miniはKindle Fire HDとほぼ同等の結果だった。
●Nexus 7(Google)
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●iPad mini(アップル)
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  Nexus 7 iPad mini
白表示の輝度
(cd/m2・実測値)
296.1159 140.6019
黒表示の輝度
(cd/m2・実測値)
0.0158 0.2544
■ブルーライトの少なさは電子ペーパー勢の圧勝
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 これも先ほどのコボ グローと同様、Nexus 7が液晶勢のなかで著しく読書に向かないということではない。前述の結果は、液晶3端末の明るさ調節をオンにした状態での測定結果。やや面倒ではあるが、手動で明るさを調節すれば、Nexus 7でも他の端末でも、輝度を下げることはできる。