この記事は「日経トレンディ2013年3月号(2月4日発売)」から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のもので、政府が2013年度の税制改正大綱を決定する前のものとなります。

 2014年4月の消費税増税を控え、今年は住宅や自動車、大型家電などの購入を検討する人が増えそうだ。だが、増税前の「駆け込み買い」は果たして得策なのか。消費税アップへの賢い備え方を探った。

 消費税が導入されたのは、竹下登政権下の89年。当初3%だった消費税率が現行の5%に引き上げられたのは97年、橋本龍太郎政権下のことだった。

 それから15年後の12年8月、野田佳彦政権は、「増大する社会保障費の財源確保や国の財政健全化のために消費税率の引き上げが必要」と訴え、3党合意に基づいて消費税増税を柱とする「社会保障と税の一体改革関連法」を成立させた。消費税率は14年4月から8%に、15年10月からは10%へと2段階で引き上げられることになった。

 来年に消費税増税を控え、今年は「大きな買い物をすませておこうか」と考える人が増えそうだ。特に住宅や自動車、大型家電など高額商品の購入や買い替えを前向きに検討している人は、消費税増税前に購入に踏み切るべきかどうか、決断を迫られる。「失敗だった」と後悔しないよう、消費税増税の「傾向と対策」をここで押さえておこう。

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