保険ショップをご存知だろうか。複数の保険会社の商品を販売する代理店の店舗のことだ。有名タレントを起用したテレビCMで認知度も高くなり、日本全国で店舗が急増している。

 では実際にはどういうものなのか、今までの保険代理店と何が違うのか。

 まず343店舗(12月1日現在)を展開する最大手の「ほけんの窓口グループ」に保険ショップのメリットなどについて聞いた。

ほけんの窓口のホームページ
[画像のクリックで拡大表示]

複数の保険会社の商品を比較できるのがメリット

 保険ショップとして「ほけんの窓口」が登場したのは2000年のこと。それまで保険の代理店といえば特定の保険会社の商品を取り扱う会社のことをいい、企業や商店、個人宅などへ営業に行き、契約をとってくる訪問販売が主なものだった。

 会社勤めの人であれば、会社で営業を受けて契約した経験がある人も多いのではないだろうか。しかし、ここ10年ほどで企業のセキュリティーが強化され、外部の人間が気軽に社内に入ることができなくなってきた。そうなると、訪問販売での契約数が減少。代理店の経営が厳しくなるなかで登場したのが、保険ショップというわけだ。

 保険ショップでは複数の保険会社の商品のなかから、個人に合った商品を提案する。訪問販売はせずに、必要とする人が自らショップへ赴くスタイルだ。「開業した当時は保険を契約することを受け身に捉えている人が大多数で、保険業界では『ユーザーが足を運ぶなんてうまくいかないのでは』という声が多かった」(ほけんの窓口)という。

 しかし、バブル崩壊をきっかけに景気は下降線をたどり、給料も上がりにくくなり、減給になる会社も増えてきた。そうなると、生活費を見直す人も増えて来る。そのなかで「さまざまな保険を比較して選べるショップへ足を運ぶ人が増えてきた」とほけんの窓口グループ広報担当者は話す。