クレジットカードを取り巻く環境が大きく変わろうとしている。来春には共通ポイントの王者・TポイントとYahoo!ポイントが統合される予定で、電子マネーでは楽天Edyが巻き返す。こうしたなか、「日経トレンディ」2012年11月号の特集「クレジットカード ランキング75」では、主要カード75枚をランキング化した。新時代の「最得」カードは、果たしてどれか。

 これまで幾度となくクレジットカードについて特集してきた本誌は今回、主要カード75枚のランキングに踏み切った。評価すべき点は「年会費の安さ」「ポイント還元率の高さ」「電子マネーへの対応度」「旅行傷害保険の手厚さ」「その他の特典の充実度」の5つであると定義。なかでも、得になる最大の要素であるポイントの評価に100点満点のうち半分近い40点を割り振った。次いで重視したのが年会費の安さと電子マネーへの対応で、それぞれ20点を割いた。以下、旅行傷害保険の手厚さとその他の特典の充実度はそれぞれ10点とした。

 その結果、頂点に立ったのは「漢方スタイルクラブカード」。一にも二にも、1.75%という還元率の高さが高評価の要因だ。まず、電子マネーではnanacoチャージがポイント付与対象になる。さらに、最高2000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯し、最高1000万円の国内旅行傷害保険(利用付帯)も備えるなど、保険の項目でも評価が高かった。一方、年会費が1575円かかり、無料条件もないことや、店舗などでの特筆すべき優待特典がないこともあり、総合評価は60点となった。

【1位】漢方スタイルクラブカード (ジャックス)
還元率の高さで他を圧倒
nanacoチャージでポイント付与
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 1.75%というポイント還元率が最大の魅力。さらにボーナスポイント制度もあり、年間で約100万円利用すると還元率が2%まで高まる。電子マネーはモバイルSuica、SMART ICOCAとnanacoへのチャージがポイント付与対象。特にnanacoは決済ポイントと合わせると2.75~3%還元となり、セブン-イレブンでの支払いの最有力候補だ。ANAマイルに移行でき、その場合は100円→1.05マイルと本家のANAカードに勝るとも劣らぬスペック。年会費がかかる点は他に劣るが、メインカードとして使えば、付与されたポイントの価値で十分補えるレベルだ。

総合評価60  
 
年会費 1575円(初年度無料) 12点
ポイント還元率 1.75~2%
●月間利用額2000円→7p
●500p→2500円としてカード利用代金に充当、1000p
→3000マイルとしてANAマイルに移行など
33点
電子マネー 楽天Edy(0%)、モバイルSuica(1.75~2%)、SMART ICOCA(1.75~2%)、nanaco(1.75~2%) 9点
旅行傷害保険 海外:最高2000万円(自動付帯)、国内:最高1000万円(利用付帯) 6点
特典 0点